品川会・新会員の紹介

 ニュー近畿連盟所属・紀泉連合会の新人で、今 一番鳩に力を入れている鳩舎がある。

 我々ファミリー軍団・品川会の中では中村豊鳩舎がその一人である。

 

 今回はベテラン顔負けの活躍で、総理大臣賞に輝いた。

 この中村豊鳩舎の記事を書いていると この人の鳩に対する情熱が、しみじみ私の思い出の中に蘇って来た。

 人柄は、謙虚で親切そのままの人である。

 

 中村鳩舎は 堀尾会長や片山啓鳩舎と同じ連合会なので、私とは少なからず縁がある。

 

 姫路の奥座敷と云われる夢乃井と云う温泉で、堀尾会長を始め 仙台の大友勝好鳩舎、一文字ロフトこと松平竜也鳩舎、地元から横田敏弘鳩舎、そして明くる日 兵庫県一の強豪レースマンだった中松卓己鳩舎へ行った時は、兵庫県連盟から しらさぎ東連合会の永江洋二会長が参加して「中松夢夢号」を肴に、鳩談義に花を咲かせた。

 

 片山啓鳩舎から電話があり、堀尾会長のレース結果を聞いて ついでに中村豊鳩舎の成績を教えられ びっくりした次第である。

 ニュー近畿連盟の総理大臣賞1位を、新人ながら取ったと聞いて 流石の私も驚いた。

 因みに、小砂川地区ナショナル600Kレース1262羽中総合4位で、桜花賞1000K274羽中総合4位だったそうである。

 

 品川会から送ったアンケート用紙には「来期も頑張ります」と、几帳面な字体で書いてあった。

 私は来秋からレースを始めようと思ったが 新人の中村豊鳩舎のコメントを見て、出来る事なら秋まで待たず 来春からレースを始めようと思った。

 

 雌鳩の分離鳩舎を建てたので、レース用の鳩舎は 小さいが分離用に建てていた鳩舎を使うことにしている。

 その為に、今は鳩舎を大改築中だ。

 

 ヒナも少しづつ上がって来ているのだが、私の場合 レーステクニックが皆目で、まして女が持ち寄り場所へ行ったりするので 今地元の持ち寄りに便利な連合会への移籍を検討中である。

 

 むかし兵庫県には神戸連合会と姫路連合会しかなかったのだが、我々が中学生の頃 姫路連合会の定款と云うのは、レースをする者同士 仲良くすること、そして新人レースマンには親切・丁寧に接する事とあったと思うが、神戸地区に住み 兵庫県で長年トップに君臨していた新人類型の義理と人情が通用しないタイプの男が辞めてから 個人事で とやかく云う者もなくなり、明るく楽しい連盟になった。

 

 これは兵庫県連盟にとっては嬉しい限りである。


 自分本位で ケツの穴の小さい事ばかり云う男は、どの世界でも役員をするべきではない。

 器が小さければ それ以上の物は入らないからである。


 君は どげん思いますか?                平成27年7月1日  竹垣 悟

鳩界のスーパースターこと、二代目 品川会々長・高塚久雄の人間的魅力

 私の人生の師であり、兄であり、また同世代として貴重な鳩友である「二代目・品川会々長」高塚久雄鳩舎の活躍を 今日は紹介しよう。

 

 私所には 高塚久雄作出の近代チャンピオンの直仔は在舎しているのだが、今年のは まだ来ていない。

 それを勘違いして、成績表が届いていないと思っていた。

そしたら早くから、ハガキが届いていたので慌てて本文を書いている次第である。

 

 こんな事じゃ「親友」として失格ですね。

 ごめんなさい、高塚会長。

 

 では 先ず最初に、地区レジョナルレース400K272羽中5・6・8位、東日本チャンピオンレース900K7453羽中総合7位、そして地区ナショナルレース700Kで1313羽中総合1位から4位までを独占した事を 読者に伝えたいと思う。

 

 私の友人である竹井芳貴鳩舎と いつも話すのだが、高塚会長の話しになると 矢張りピジョンジャーナルクラブのチャンピオン鳩舎だけの事はあると、いつも感心する次第である。

 

 そして 鳩レースとは、ゴルフと同じで女性フライターが参入してくれば、紳士の会として どんな人でも受け入れられるだけの器量のある者がトップにならなければ下の者は精神的苦労をする。

 

 レースが強くて人間的にも味のある人が 人の輪を作って、その人の周りに人が集まると云うのは大変良い事だと思っている。

 特に初代・山本雅嗣会長は、人物・私見・経歴と、どれひとつを取っても日本が世界に誇れる鳩界のリーダーである。

 

 それに我々が所属する日本鳩レース協会の会長が 名誉総裁とくれば、我々品川会は平たく云うと、協会の華やかな応援団となった。

 これは 皆で仲良くレース鳩と人の向上を図るには、持って来いのチャンスだと思った。

 協会の定款通りの親睦会が、やっと完成したのである。

 

 そして私的応援団が協会に出来たと云う事は、会員にとっても ひとつのステータスとなった筈である。

そう云う面では、私は品川会は大ヒットだったと思う。

 

 この品川会の名付け親は堀尾総裁であり、堀尾総裁の応援団長が高塚会長を始めとする品川会の面々だと云っても過言ではないだろう。

 

 それにしても品川会の表紙の顔と云うべき二人が 今年は共に強いのだ。

 これが品川会の誇りでも有る訳である。

 品川会々員、大いに喜んでおります。

 レース鳩誌への掲載、もう少しお待ち下さい。

 では今回も お後が宜しいようで・・・       平成27年6月22日  竹垣 悟

 

伊賀国際レース400K総合優勝鳩が親友・野崎由勝鳩舎から来舎

 此の度、私の親友で 品川会副幹事長を務める野崎由勝鳩舎が 伊賀国際レース400Kで総合優勝した鳩を、私が鳩舎を新築したのでプレゼントしてくれた。

 

 この鳩の父親は、かつて私の代表鳩の一羽だった G&Mファンネ作翔のサンバンサンN 総合優勝鳩・ウォークマンリボンヌ号の直孫である。

 この鳩に、兵庫県連盟の強豪鳩舎であり 最大功労者である岩村茂夫鳩舎が作翔した並河ラインA系で、自身は1000Kを3回翔破し 入賞したゴルル号を配合鳩として作出した。

 云ってみれば 父親は私が前回鳩を中止するまでは、私の代表的種鳩だった鳩である。

 

 堀尾会長、野崎副幹事長、大切な鳩を無理を云って譲って頂き 心よりお礼申し上げます。

 必ず これらの筋を 当舎でも活躍させますので、温かく見守って下さい。

 立派な銘鳩を、私の銘鳩収集家としての熱意に応えて下さり 誠に嬉しい限りです。

 本当にありがとう御座いました。

 

 因みに レース鳩用の鳩舎も完成しました。

 私の家の庭に、鳩舎が4つ 所狭しと建っています。

 

 私もドラゴンロフトも、レースマンとして来秋ぐらいからデビュー出来そうです。

 だから ドラゴンロフトも レースを楽しむ為に、鳩小屋を少し改築しました。

 本家も分家も、残りの人生を 鳩のレースに賭けたいと思っています。

                         平成27年6月18日  竹垣 悟

 

今、近畿地区で一番 脂の乗ったレースマン・堀尾優協会々長のレースバードを 銘鳩収集家・竹垣悟鳩舎が導入する

 堀尾会長が2014年ニュー近畿地区連盟の秋期レジョナルレース1310羽中総合優勝から4位までを独占したと聞いて、今 最も脂の乗るレースマンの入賞鳩が欲しいと堀尾会長にトレードを申し込んだところ、総合優勝と同着2位の鳩が 竹垣さんの好きな永井勇鳩舎のヨングシャンテリーの孫鳩なので そっちを送りますよ、と云われ 金額を聞くと「鳩舎の新築祝いに贈りますよ」と云ってプレゼントしてもらった。

 

 堀尾会長の男気には、只々 頭が下がる思いでいっぱいである。

 私も男気だけは誰にも負けないという自負がある。

 

 これから品川会の発展の為に、堀尾名誉総裁や 高塚久雄会長をはじめ、横地光彦・竹井芳貴両副会長と手を携え、他の重鎮たちと共に 日本鳩レース協会社員の親睦団体として 益々意気軒昂で行きたいと思っています。

 何卒 御協力の程 宜しくお願い申し上げます。

                          平成27年6月18日  竹垣 悟

 

ドラゴンロフト・鳩飼い究極の夢を買う

 鳩飼いの夢である 中松鳩舎の至宝「中松夢々号」を 此の度導入した。

 

 この鳩は平成13年にレジョナルレース 総合シングル入賞を皮切りに、中松鳩舎が満を持して 長万部1000K・桜花賞レースに投入した鳩である。

 

結果、兵庫県連盟で総合2位になる。

 そして翌春14年には同桜花賞レースで総合優勝を果たし、兵庫県連盟シルバーウィング賞 それに兵庫県連盟チャンピオン賞まで獲得した 兵庫県連盟始まって以来の超銘鳩が誕生した瞬間である。

 

 聞くところによると、この鳩は14年春に総合優勝して直ぐに 250万円でトレードの話しが有ったそうである。

 それを中松鳩舎は、その時 鳩を止める気がなかったので、断ったとの事だ。

 しかし今回病気で どうしても鳩を止めなければならず、惜しかったが譲ることにしたと云って 気持ち良く譲って貰った。

 

 中松鳩舎によれば、この鳩は 鳩飼いにとっては「夢の中の夢」を果たしてくれたので「夢々号」と名付けたと云っていた。

 

 私はこの鳩を「中松系」源鳩として、将来中松鳩舎の偉大な翔歴に対して「中松系」を確立して行きたいと思っている。

 

 今のところ関西では この鳩の翔歴に勝る鳩は かつて一羽も出ていないので、現在所有者である私としては 満足の一言に尽きる。

 

 配合鳩は、第一弾目に 友人の遠藤宝鳩舎の銘鳩「天宝号」14年桜花賞レース総合優勝鳩を選んで現在配合中だ。

 同じ桜花賞レースの総合優勝鳩同士で、私の期待する「桜花賞レース」を勝てる鳩を作出してくれるものと確信している。

 

 次に中松鳩舎より配合鳩として来た、中松338号「中松夢々号」の母親の弟鳩08DA41338 Bを予定している。

 そして もう一羽の配合鳩として、中松鳩舎が選り抜いてくれた「夢鳩号系・基礎鳩」中松鳩舎・夢鳩号直仔×夢鳩号直仔11DA46345(オールドリング12年生まれ)中松45号を予定している。

 

 最後は私の一番のお気に入りである 澤田鳩舎作「一番星号」である。

 この鳩の父親は 夢鳩号の直仔で、中松鳩舎では一番良く飛んだとの事だ。

 この鳩の直仔に「夢姫号」桜花賞1000Kレース総合優勝外のシングル入賞鳩がある父親と、澤田鳩舎の桜花賞1000K総合優勝鳩・千姫号との配合の直仔である。

 

 この「一番星号」自体、目の色も 羽色も 体型も、雄鳩だが「中松夢々号」に非常に良く似ている。

 将来 これらの中松系の鳩が、日本鳩界で最高の飛筋になっている事を祈るばかりである。

                          平成27年6月16日  竹垣 悟

我が 兵庫県連盟の表彰式のワンパターンに苦言を呈す

 連盟表彰式の日程が 此の程、私の手許に届いた。

 今年は例年の如く、第3日曜日の7月19日正午からサンシャイン青山で始まる。

 

 趣味の世界というのは より多くの人に来賓として出席して貰い、日頃の労をねぎらうと共に 一人でも多くの友人を作って行くのが鳩界のイベントとしての王道である。

 鳩の本場ヨーロッパ辺りでは、それが定着しているようだ。

 

 しかし我々の所属する兵庫県連盟は マスタベーションと同じで、密かに ひっそりとする事が ここ十数年の間に定着してしまったのだ。

 これでは新しい会員が増える要素はなく、徳川時代で云えば 鎖国をしているような連盟だ。

 

 こんな事を繰り返していたら 社員が歳を取るばかりで、発展的要素は 私が考える限り何ひとつない。

 こんなことで、我々子供の頃に流行ったような時代が 4年後の東京オリンピックと共に、又やって来るのだろうか・・・

 

 少し不安に思う。

 

 私が渉外か進行係なら、例えば家族にも日頃 手助けをして貰ったりしているのだから、出来る限り安い単価で 連盟の表彰式に参加して頂き 日頃の労を犒(ねぎら)うのも、ひとつの家族孝行である。


 いい歳をした鳩飼いが、家族孝行も出来ないようでは どうするのだと、私は云いたい。

  

 連盟の表彰式のランチタイムには、今 主婦連中が行く店と違った本格的なランチがフルコースで楽しめる。


 そんな場所へ家族の人をひとりでも多く連れて行くというのも 鳩界の活性化につながると 私はこの歳になって思うのだ。

 

 実際に 増位山か新沼健二が来賓で来ていたら、表彰式もディナーショーのように盛り上がるだろう・・・

 そして これらを後世の為に記録するべく、むかしの様に雑誌社を呼ばなければいけないと私は思う。

 

 せっかく活躍鳩が出ても 世に埋れたままでは その愛鳩に申し訳ないし、何よりも このままでは兵庫県連盟では鳩界のスターが育ちにくい。

 

 そこの所を考えて 執行部の人は、もっと前向きに鳩界のイベントとも云うべき表彰式を今まで以上に盛り上げて貰いたい。

 

 これが今の私のささやかな願いだ。

 皆さんは どう思いますか?          平成27年6月5日  竹垣 悟

兵庫県連盟の皆さん こんにちは。私、堀尾優も副会長の内山勝博も呼んで下されば いつでも参上します。増位山親方も、何なら いつでもゲスト出演させて頂きますと云ってくれてます。近畿ブロックで、もっと華やかな表彰式を開催したいものです。今年も確か、ブロック長は 兵庫県連盟さんから出ていましたね。社員の皆さん、ブロック長を盛り立てて行ってやって下さい。お願い致します。竹垣悟談・私なら鳩界のスター軍団 品川会々員を十数名呼べますが、どうでしょうか?高塚会長、横地・竹井両副会長 もちろん来てくれますよネ。
兵庫県連盟の皆さん こんにちは。私、堀尾優も副会長の内山勝博も呼んで下されば いつでも参上します。増位山親方も、何なら いつでもゲスト出演させて頂きますと云ってくれてます。近畿ブロックで、もっと華やかな表彰式を開催したいものです。今年も確か、ブロック長は 兵庫県連盟さんから出ていましたね。社員の皆さん、ブロック長を盛り立てて行ってやって下さい。お願い致します。竹垣悟談・私なら鳩界のスター軍団 品川会々員を十数名呼べますが、どうでしょうか?高塚会長、横地・竹井両副会長 もちろん来てくれますよネ。

岩田系継承鳩舎・三木直樹鳩舎 長万部1000Kレース兵庫県連盟総合優勝を飾る

写真は、三木直樹鳩舎が前回300K総合優勝した時の記念写真である。前列右から任秀夫・岩田誠三・三木直樹・竹垣悟・橋本三紀男
写真は、三木直樹鳩舎が前回300K総合優勝した時の記念写真である。前列右から任秀夫・岩田誠三・三木直樹・竹垣悟・橋本三紀男

 私と同じように鳩界の階段を 一歩づつ登る人が現在 兵庫県連盟の副連盟長兼審査委員長を務める本岡昌幸鳩舎である。

 私が所属する社連合会の会長でもある。

 

 私は この本岡昌幸鳩舎が、いずれ西日本鳩界を背負って立つ逸材だと見ている。

 だから私のグループは、本岡昌幸鳩舎のことを ボスと呼んでいる。

 

 このボスから連絡があり、5月9日・5時放鳩の長万部1000Kレース・参加274羽中 私の友人である岩田系継承鳩舎の「三木直樹鳩舎」が「総合優勝」したと連絡が入った。

 

 偶然 私は、その日いつも嫁と行っている赤穂温泉へ行こうと思い 赤穂インターを下りた所、何だか むかし 仲の良かった近畿ブロック連盟長の橋本三紀男鳩舎が無性に懐かしくなり、高速出口を下りると自然に川筋を走り、橋本三紀男鳩舎の前に着いた。

 

 すると偶然にも橋本三紀男鳩舎が「いまブロック会議が終わって帰って来たところや」と云うので、長万部1000Kレースの事を話すと「ほんまに 三木直樹鳩舎が兵庫県で総合優勝した」と云う。

 

 私は直ぐその場で三木直樹鳩舎に電話した。

 そしたら矢張り1000Kで総合優勝したと云う。

 

 そこで私が「今 赤穂に居り、橋本三紀男ブロック長の鳩舎に居る」と云うと、三木直樹鳩舎は「三紀男さんの所で何しとんですか?」と聞くので「三木さんの総合優勝の話しをしとります」と答えた。

 

 そして「取り敢えず橋本ブロック長と三木さんと3人で、久し振りに食事でもして お祝いをしようか という事になり、それから直ぐレストランで合流した。 

 むかしからの鳩友というのは良いもので、レストランに入ると いきなり もう鳩の話しである。

 

 そして三木直樹鳩舎の1000K初制覇を聞くと、我々2人も嬉しくなって来た。

 3人がよく会っていた頃からだと 十数年の歳月が流れたが、その歳月を埋めるような「鳩友としての鳩談義」に心が弾んだ。

 

 還暦を過ぎたら 私たち鳩飼いは、鳩友と 鳩だけが趣味としての極みになる。

 これからも むかしの様に3人で、赤穂で鳩談義に花を咲かせたいと思った今日此の頃の私である。

 

 三木さん、総合優勝おめでとう御座います。

 それに橋本ブロック長、長い時間 お付き合いありがとうございました。

 私も来年からレースで頑張りますので宜しくお願い致します。

                       平成27年6月1日  竹垣 悟

品川会 名誉総裁・日本鳩レース協会 堀尾優会長 ニュー近畿地区連盟 エースピジョン賞 第1位受賞・総理大臣賞 第2位受賞

写真は、昨年12月23日「道頓堀ホテル」で行なわれた 堀尾名誉総裁の「5大タイトル獲得」の祝賀会記念撮影
写真は、昨年12月23日「道頓堀ホテル」で行なわれた 堀尾名誉総裁の「5大タイトル獲得」の祝賀会記念撮影

 5月26日・4時30分に、品川会・事務局長の片山啓鳩舎から電話があり「竹垣さん、堀尾会長がニュー近畿地区連盟のエースピジョン賞第1位を取りましたよ」と云い、また「以前、仙台の大友さんや堀尾会長、それに一文字ロフトこと松平竜也鳩舎と姫路へ行って、温泉で泊まって鳩談義をした中村豊(兄弟)鳩舎が 総理大臣賞・第1位を取りましたよ」と云うのである。

 

 中村豊鳩舎とは 私は浜松の全国品評会で面識があったので 姫路へ来て一泊した明くる日、兵庫県連盟の最強豪鳩舎である中松卓己鳩舎へ行き 代表鳩の「夢々号」レース鳩誌2014年9月号表紙の鳩を見せてもらって「うなぎ料理」に舌鼓を打ち、その後 堀尾会長の祝賀会でも一緒になったので、その人が近畿の頂点を極めたと聞くと嬉しい。

 

 因みに これを機会に片山事務局長の口添えで、中村豊鳩舎も品川会に入会して貰えるとの事で 嬉しさも倍増だ。

 

 此の度、堀尾会長宛に 品川会から往復ハガキを送ったところ、イの一番に返信があり 桜花賞1000K274羽中2位と10位に入ったと書いてあった。

 そして コメント欄には「生まれて初めて1000Kで総合シングルに入賞、しかも2羽、夢のようです」と 喜びの声が書き添えてあった。

 

 最後に片山事務局長に 長万部1000Kレースの様子を聞くと、片山鳩舎は 1羽参加して3日目帰りの18位だったと答えてくれた。

 

 連盟の帰還鳩は24羽だけの難レースだったので、帰っただけでも今回は良し、としていると云っていた。

 帰還率10割は、立派なものだ。        平成27年5月29日  竹垣 悟

品川会々員のレース展開を読み解く

 先ずは、堀尾名誉総裁の 近畿エースピジョン賞第1位の決定に、心より祝辞を述べさせて頂きます。

 

 記事は追って と云う事で、楽しみにして頂けたらと思います。

 

 高塚会長にはクラウンと云う王冠が掛かっているので、そのピジョンジャーナルクラブの栄冠を静かに待ちたいと思います。

 

 私の若き友人・竹井芳貴鳩舎の人格者振りも 板に付いて来ました。

 今後は この若き競翔家を、日本鳩界の至宝として 静かに育てて行きたいと思います。

 

 また 私の友人の神谷幹事長の活躍を 心よりお喜び申し上げて、はなはだ簡単措辞では御座いますが 皆様方と共に喜びを共有できる会にして行きたいと思っています。

 今後共、このレース鳩時報を宜しくお願い申し上げます。

 

 最後に 私にいつもレース成績を届けて下さる社連合会々長・本岡昌幸鳩舎、それに紀泉連合会の片山啓鳩舎には 友人として心より感謝致して居る次第であります。

 ありがとう御座います。

 そして 来年も又、宜しくお願い申し上げます。 平成27年5月27日  竹垣 悟

写真は、昨年7月26日浜松「サゴーロイヤルホテル」にて「横地会」での集合写真。左から、品川会副会長・横地光彦鳩舎、品川会々長・高塚久雄鳩舎、竹垣悟
写真は、昨年7月26日浜松「サゴーロイヤルホテル」にて「横地会」での集合写真。左から、品川会副会長・横地光彦鳩舎、品川会々長・高塚久雄鳩舎、竹垣悟

品川会 序章に替えて

 鳩レースの始まりと共に、我が品川会の同志で盟友鳩舎の活躍が 各地から聞こえて来た。


 その度に、ペンを執って 友人たちの努力の賜物を 記事にして、世に出して行かなければと 私の小さな胸が大きく膨らんだ。

 私に報道の使命感と云うものが、レースの度に押し迫るからである。


 しかし 私は自分でも嫌になるぐらい、人に電話を掛けるのが億劫(おっくう)な性格(タイプ)の男だ。

 もっと友人たちの輪の中に入って レースの成績を書いて行くのが使命だと分かっているのだが・・・


 結局 トップページに気が向きすぎ、レース情報は開店休業状態が続いた。

 この事を先ず、各地の友人知人に詫びたい。

 多くの友人たちが、折角 私のブログにアクセスをしてくれても、何も書いていなければ意味が無く、つまらなかったと思う、そう云う面では申し訳ない限りでいる。

 これを機会に少しでも多くの品川会々員の成績と活躍を、私の拙いペンで伝えて行くつもりなので、これに懲りず 今後とも宜しくお願い申し上げます。


 最後に、品川会々長である 高塚久雄鳩舎の活躍が 今年は群を抜いているとの事なので、傘下会員のひとりとしては嬉しい限りである。

 それに名誉総裁である 堀尾優鳩舎の活躍も素晴らしいの一言に尽きる。

                       平成27年5月26日  竹垣 悟

品川会幹事長・神谷中鳩舎 東海・三重2地区GN1100Kレースを完全制覇・ラストファイナル800Kも総合2位

 5月25日 朝8時38分に、三重県の強豪・品川会副幹事長の野崎由勝鳩舎から電話があり「兄弟(私のことである)神谷鳩舎が えらい事をやったで」と電話が入った。

 

 話しを聞いてみると、5月17日放鳩の東海・三重2地区のグランドナショナル・沼田1100Kレース 58羽中唯1羽帰りで総合優勝したとの事である。

 「詳しくは神谷鳩舎に聞いてくれ」と云うので 野崎鳩舎からの電話を切って直ぐ、神谷鳩舎に電話した。

 

 リリリーン・リリリーン、と2コールぐらいで神谷鳩舎が電話に出た。

 

 私は心の中で興奮状態を抑え「今 野崎鳩舎から電話が有って、沼田1100Kで唯1羽帰りで総合優勝したそうやけど ほんまですか?」と聞くと「本当ですよ。ついに雄鳩でグランドナショナルレースを制覇した」と云うのである。

  詳しくは神谷鳩舎のブログ「レース鳩カミヤ」を見てくれと云うので見ると、血統書まで 早出ていた。

 

 高塚品川会々長の代表鳩の筋に、品川会副会長の横地鳩舎の血が絡んでいる。

 流石 品川会の幹事長として、今年始めから燃えていた神谷中鳩舎だけの事はあると思った。

 

 名前は「ハイパーミラクル・ハルカ ♂」で、また我が盟友・神谷中鳩舎が鳩飼いとしての名誉と銘鳩を一羽作り上げた。         平成27年5月25日  竹垣 悟

品川会幹事長・神谷中鳩舎
品川会幹事長・神谷中鳩舎

品川会(旧名椿山会)2015年度会員名簿

名誉総裁◆  堀尾

会長◆    高塚 久雄

副会長◆   横地 光彦 竹井 芳貴

最高顧問◆  山本 雅嗣(初代会長)

特別顧問◆  乙川 清 任 秀夫

顧問◆    飯田 芳弘 櫻井 弘行 竹井 芳明

特別相談役◆ 及川 茂  柴田 敏広 寺田 敏美 永井 勇 

        藤井 孝彦 宮下

相談役◆   安藤 博美 遠藤 宝 小黒 良作 大高 繁 大友 勝好 

        端野 俊治 吉原 謙以知

幹事長◆   神谷

 副幹事長◆  野崎 由勝

専務理事◆  上野 祐介

事務局長◆  片山

常任理事◆  阪井 葉一 阪本 孝治郎

理事◆    浅井 正平 加藤 正衛 下条 恒雄 並木 茂雄 大内 正次 中村 豊

評議員◆    田村 敏美 佐藤 隆弘 杵鞭 利男 植木 清三郎 佐藤

          鈴木 君男 宇野 滋男 井上 薫 小谷野 登 檜山 郁夫

          長谷川 傑 小鮒 一隆 竹内 京二 三原 勝 樋川 力 富士井 孝誌

運営部長◆   竹垣 (入会問合せは09089355000まで)

 

    今回会員として掲載した人は、会費振込み頂いて居る人たちです。

 今後は、日本鳩レース協会堀尾優会長を名誉総裁に戴き、高塚久雄会長の下

 協会社員の親睦団体として出発致します。

趣味の世界で一流を目指して・・・

 924日に日本鳩レース協会の堀尾優会長が、一文字ロフト・松平竜也鳩舎、それにダイカツロフト・大友勝好鳩舎、大阪から中村鳩舎が来姫した。

 兵庫県連盟からは、連盟設立に私と共に汗を流した相談役の横田敏弘鳩舎(姫路連合会・元会長)が鳩の飼育を再開すると云うので参加して貰った。

そして姫路の奥座敷と云われる塩田温泉郷でくつろいだ一日を過ごした。

 

 明くる日、兵庫県連盟で最も脂の乗る強豪・永江洋二鳩舎と中松卓巳鳩舎(レース鳩誌9月号表紙参照)を交えて、居酒屋 松屋を営む中松氏の好意によりうなぎ料理で出迎えを受けた。

 これは地方の鳩飼いにとって励みになる交流会になったと思う。

 

処で私のことだが、現在 自宅の庭の東北側に鳩舎を完成させ、いま東南側にも鳩舎を建てている最中だ。

 ひとつの鳩舎は種鳩用で13ペアを収容出来るのだが、分離用とヒナ鳩用の鳩舎が無いので、改めてまたひとつ増築している。

 自宅は住宅街にあるので近所付き合いもあり、舎外はしないことにしている。

 

 私はベルギーのルネ・ヴァンデンベルフェ作翔のカオールナショナル総合優勝鳩を導入し、その時太田誠彦鳩舎にドラゴン号と命名してもらった。

そして1989年には太田誠彦鳩舎と共同作出した。

 

 その後90年には花尻充由鳩舎、91年には桜井忠義鳩舎の仲介で、岩田誠三鳩舎と共同作出した。

 他に96年には泉谷隆鳩舎の1200K4地区総合優勝鳩と共同作出した鳩(のじぎく号)を配合した。

 このドラゴン号はヘクトール・デズメ系である。

 

 H・デズメ鳩舎は日本の根本正一氏が全鳩処分する時、ほとんどの鳩を一括購入したことで知られる。

 因みに私の友人・大高繁鳩舎のビッグイーグル系は、H・デズメ系に端を発している。

 

 私は根本氏のラインとは違い、ベルギーのチャンピオン・ドラゴン号を源鳩にしてH・デズメ系を、こんにちまで継承して来た。

 

 これからもH・デズメ系を主体に誰でも知っている一流鳩舎の鳩を配合鳩にして、見て良し飛んで良しの鳩を作り、強豪鳩舎の種鳩に使ってもらえるように作出に励んでいる。

 

 私の作出鳩を有名鳩舎の種鳩として使ってもらえれば、鳩飼い冥利に尽きるからだ。

 

 今、昨年から今年にかけて作出した鳩が、椿山会々長・高塚久雄鳩舎や、神谷中鳩舎・竹井芳貴鳩舎・阪本孝治郎鳩舎・阪井葉一鳩舎、それに寺田敏美鳩舎で種鳩になっている。

 

 改めて、これは名誉なことだと思う。      平成26年9月26日  竹垣 悟

兵庫県地区競翔連盟と社連合会の表彰式に出席の巻

 私は今年度から、地元の兵庫県地区競翔連盟に復帰したのだが、その表彰式が去る7月20日に「サンシャイン青山」にて執り行われた。

 

 出席者は私が思っていたより多く、盛況の内に始まり活気溢れる懇親会へと移行して行った・・・

 

 私は兵庫県連盟を離れて10年近く経っているのだが、仲の良い鳩友も多く、久し振りに地元の鳩友と楽しく鳩談義が出来た。

 

 私が兵庫県連盟に復帰出来たのは、これ一重に社(やしろ)連合会々長で連盟の本岡昌幸副連盟長や、神港連合会、それにしらさぎ東連合会の役員たちの尽力の賜物である。

 

 私は子供の頃より「姫路競翔連合会」に居たので、姫路連合会には友人が多いのだが、その友人たちが同じ「連盟」に復帰出来たことを何よりも喜んでくれた。

 

 兵庫県連盟に復帰すれば、どこの連合会に所属していても同じなので、これで鳩友と遠慮なしに同じ土俵で話しが出来るので「よかった」と友人の多くが云ってくれた。

 

 近畿ブロック連盟も然りである。

 

 8月3日には加東市社(やしろ)にある「松の実」と云う小料理屋で、社連合会の表彰式と祝賀会が行なわれたので、私はドラゴンロフトのカミウチ ロフトマネージャーと一緒に出席した。

 

 初めての参加なので、同じ連合会のヤンセン系を使翔する前田均鳩舎と一緒に会場入りした。

 お陰で社連合会の人たちにも親しく声を掛けて貰い、久し振りに地元有志と楽しいひとときを持てた。

 

 私は本岡昌幸連合会長とカミウチ ロフトマネージャーと3人で一緒のテーブルに座り、楽しく鳩談義をした。

 

 余興として、長万部1000Kレースが十八番(おはこ)の澤田正道鳩舎が、兵庫県地区最高の飛筋を連合会に寄附してくれたので、抽選会があった。

 もちろん出席者全員希望だっだのだが、このプレゼント鳩は「ドラゴンロフト」のカミウチ ロフトマネージャーに当たった。

 

 カミウチ鳩舎は、一昨年ぐらいから鳩を始めた新人だが小鳥のブリーダー経験があり「仔鳩」を作らせたら名人の域に入るのだ。

 

 澤田正道鳩舎の血統書は、後ほど掲載する。   平成26年8月6日  竹垣 悟

第6回「横地会」訪問記

内山勝博宅玄関前にて、高塚久雄と竹垣悟の訪問記念ツーショット
内山勝博宅玄関前にて、高塚久雄と竹垣悟の訪問記念ツーショット

 この親睦会に参加して、久し振りに小学6年生の時に行った「修学旅行」を思い出した。

 

 私は浜松駅まで新幹線に乗って行った。

 

 浜松駅に着いたら、神谷中鳩舎と高塚久雄鳩舎が待っていてくれた。

 

 そのまま神谷中鳩舎が運転する車に乗り、浜名湖東岸にある舘山寺温泉「サゴー・ロイヤルホテル」に向った。

 

 ホテルで横地会の仲間19人が盛大に親睦会を開いたのだ。

 

 一泊どまりで温泉に入り、コンパニオンを前に置き、鳩談義に花を咲かせた。

 

 横地光彦鳩舎を始め、高塚久雄椿山会々長・神谷中椿山会専務理事・野崎由勝椿山会監事・桑原次郎鳩舎・吉田三男鳩舎・遠藤宝椿山会相談役外で、浜名湖を一望出来る10階にある露天風呂に入り、浮世を離れて好きな鳩談義をするというのは楽しいものである。

 

 まさしく鳩をつまみに、命の洗濯をしたと云っても過言ではないだろう・・・

 

 今回参加してなかったが、竹井芳貴椿山会副会長が「横地会」の為に第49回東日本チャンピオンレースで総合2位になった鳩の直仔を余興のオークションに出してくれた。

 

 値段は10万円を超えてまだ上がりそうだったが、オークションの世話人である神谷中鳩舎が仲に入って調整した。

 

 お陰で良い鳩を新人さんが持って帰ることが出来た。

 

 その他、高塚久雄・神谷中・遠藤宝・マルジンロフト・横地光彦鳩舎の鳩が出品されたが、どれも10万円前後の高値で競り落とされた。

 

 これらの記事が鳩協発行のレース鳩誌に載るので、レース鳩誌の発売を待って貰えたらと思う。

 

 「横地会」の会合が明くる日7時に朝食をしたあと終わり、解散となった。

 

 私は浜松に行くと決まった時、鳩協副会長の内山勝博鳩舎に連絡して横地会のあと昼食をすることになっていた。

 

 そこで友人の高塚久雄鳩舎を誘った。

 

 内山勝博鳩舎は私たち2人を、サゴー・ロイヤルホテルまで迎えに来てくれた。

 

 久し振りに内山勝博鳩舎と会い、旧交を温め合った。

 

 そして昼食を3人で食べて浜松をあとにした。

 

 横地さん、内山さん、ありがとうございました。 

                        平成26年7月27日  竹垣 悟

たかが鳩飼い されど鳩飼い

黒龍シバタ号 2010RR02685 BLK 石目 ♂ 柴田敏広作・現 竹垣悟種鳩
黒龍シバタ号 2010RR02685 BLK 石目 ♂ 柴田敏広作・現 竹垣悟種鳩

 私は現在、兵庫県連盟が設立されて以来、久しく会えなかった男気のある連合会長の下にいる。

 

 その連合会は、いま最も脂が乗る社(やしろ)連合会だ。

 

 その連合会の分家として、来年度から新連合会を立ち上げるつもりだった・・・

 

 しかし連合会を作るにも会員が25名必要なので、数が足りない。

 

 協会が一般社団法人に移行したという事は、出来るだけ社員(連合会)の数を少なくして行かなければ、協会運営面(総会)で粉砕する可能性があるのだ。

 

 総会出席者が多ければ多いほど、意見の集約がしにくいからだ。

 

 協会とは関係ないが新連合会の設立がむずかしい事を、社連合会長が察してくれたのだ。

 

 ・・・連合会設立の話しが、近畿ブロック(橋本三紀男ブロック長)に所属する連合会全体の賛否を取らなければならないからだ。

 

 私は趣味の世界で、うっとうしい話しが嫌いな男だ。

 

 何事もスパッとしなければ、面白いものも面白くなくなるように思う・・・

 

 でも有り難いことに「会員を集めるのも大変なので焦らず流れが来るまで、じっくり時節を待つ方が良い」と温かい言葉を掛けてくれた。

 

 兵庫県連盟に戻れたということは、この時点で私に鳩界での幸運が残っていたのだ。

 

 横田敏廣・元姫路連合会長のアドバイスといい、今回の本岡昌幸・社連合会長といい、私はキラリと光る人間味溢れる言葉に出会い、昭和の青春時代に鳩で明け暮れた日々を思い出した。

 

 人の情けが身に沁みて嬉しいとは、こんな事を云うのだろう・・・

 

 どの世界でもお互いを認め合うということが大切なのだ。

 

 因みに社連合会は、平成元年に連盟が発足した時、シルバー賞に輝いた藤原康彦鳩舎が所属した由緒ある連合会なのだ。

 

 私は藤原康彦鳩舎作のダイアモンドバーカー系 源鳩 岩田順之助作翔91年稚内1300K15日目帰の直仔と、名古屋の寺田敏美鳩舎作のヤンセン系 源鳩 ド・メルクス84(父オードメルクス)の直仔との配合鳩で、当時同じ連合会だったクラウン賞の常連鳩舎・今井雅之鳩舎を負かし長万部1000Kレースで連合会のワン・ツーを取ったことがある。

 

 2位の鳩はH・デズメ系だったが、この鳩は、その後 沼田1200Kレースで失踪した。

 

 翌年は2位 連盟総合13位だったが、これも今井雅之鳩舎を負かしてのもので、矢張りH・デズメ系(ドラゴン90号 B・♂)だった。

 

 これは自慢話だ。              平成26年五月20日  竹垣 悟

黒龍シバタ号の父 宗谷虎丸号
黒龍シバタ号の父 宗谷虎丸号
黒龍シバタ号の母 宗谷天照号
黒龍シバタ号の母 宗谷天照号

全国の愛鳩家に椿山会からのお報せとお願い

椿山会パーティーにての一葉。前列左から山本雅嗣・横地光彦・高塚久雄・大友勝好・大高繁。後列右から小黒良作・阪本孝二郎・阪井葉一・野崎由勝・竹井芳貴・竹垣悟
椿山会パーティーにての一葉。前列左から山本雅嗣・横地光彦・高塚久雄・大友勝好・大高繁。後列右から小黒良作・阪本孝二郎・阪井葉一・野崎由勝・竹井芳貴・竹垣悟

 此の度、椿山会々員の継続と新会員の募集を致します。

 

 椿山会も今年で第六回目の開催となります。

 

 開催日は11月24日(月)午後4時から、場所は椿山荘4F・カトレアの間で行ないます。

 

 そこで今年度は新たな試みとして出席の有無に拘らず、5千円の入会保証金を事前に徴収する事に致しました。

 この5千円はパーティーの経費に使います。

 

 不明な点は高塚久雄会長か、横地光彦・竹井芳貴副会長まで問い合わせて下さい。

 

 入会保証金の振込みは、ゆうちょ銀行・お受取先口座番号14320 07035241、お受取先加入者名・愛鳩家親睦団体椿山会でお願い致します。

 

 各地のレースが終わってからになりますが、いま現在会員名簿に掲載してある人へは振込み用紙を送らせて頂きます。

 

 その上で振込みの無い人は退会希望だと思い、会員名簿より削除致します。

 

 第六回椿山会夢の集いは、愛鳩の友誌の御協力を得て、誌上で発表させて頂きたいと思います。

 

 尚、三賞受賞に輝いた参加者には野崎賞として松坂牛、そして愛鳩の友2011年2月号122ページに掲載した、ブルードラゴン号の全兄弟(一羽15万相当)か直仔をプレゼント致します。

 

 H・デズメ系代表鳩 ブルードラゴン号の配合鳩は、ベルギー・宮下博作 ボンブルーMⅢ号です。

 

 今年も愛鳩の友誌のイベントを盛り上げて、会員がクラウン賞を始めとした三賞を受賞する事を応援したいと思っております。

 

                  椿山会々長    高塚 久雄

                    副会長    横地 光彦

                           宮下 博(ベルギー在住)

                           竹井 芳貴

                   運営部長    竹垣  悟

 

                       平成26年卯月30日  竹垣 悟

鳩界のスターを目指す方法とは・・・

増田和雄鳩舎のクラウン賞・受賞祝賀会に出席。名古屋ヒルトンホテルにて、左から新沼謙治・竹垣悟・増田和雄夫婦。
増田和雄鳩舎のクラウン賞・受賞祝賀会に出席。名古屋ヒルトンホテルにて、左から新沼謙治・竹垣悟・増田和雄夫婦。

 私が兵庫県連盟に復帰して思うことは、鳩飼いが高齢化して会員が減ったことだ。

 

 当然会員が減ると、レースの参加羽数も減る。

 これは猛禽類の被害が多いことも原因のひとつだろう・・・

 

 それに実物の私を知らない人が多いのには驚きだ。

 

 巷に活気が溢れていた頃には、表彰式に名だたる有名鳩舎が来賓として駆け付け、パーティーに華を添えてくれていた・・・

 

 年に一度の祝いのセレモニーと云うのは、盛大に一流ホテルで行なうのが今や世間の常識なのだ。

 

 各々が自鳩舎でチャンピオンを作り、その成績に誇りを持ち始めた証左である。

 

 帰りにくいレースの中を帰って来た鳩に対して、労いの心を持つと云うのは大事なことだろう・・・

 

 その栄光を一流の会場で祝ってやるのが地区全体の器なのだ。

 

 私がむかし仲間だった鳩飼いのひとりに、姫路連合会の元会長がいる。

 この人は「人を貶(けな)した事が無い人」で、人格品位があり温厚誠実な人である。

 

 この人が私に「会長、兵庫県に復帰したからと云って連合会なんか作ったらアカンよ」と云う。

 

 私が「なんで?」と聞くと「連合会を作るんやったら会員が25名要るんやで」

 

 「その会員を作るのに、同じ兵庫県連盟から人を引っ張ってこな出来んのや」

 「そんな事したら他の連合会に迷惑掛けるで」と云われた。

 

 それもそうだ。

 

 私は世話になった連合会から人を引っ張らないと決めていたが同じ鳩飼い同士、どこかでその皺寄せが行くのは間違いない。

 

 私は、この元連合会長の云うことを素直に聞いた・・・

 

 ・・・兵庫県が一丸となってレースを開催し、人の輪を作って行かなければならない時に、私の勝手な計画でそれを乱すようなことがあれば、私が兵庫県連盟に復帰することに労を折ってくれた人に申し訳ない。

 

 だから私は全て無地に戻し一旦、頭の中を白紙にすることにした。

 

 どの世界でも同じだが、押すのも男なら、サッと引くのも男だ。

 

 鳩界もレディース アンド ジェントルマンの時代に突入しつつある・・・

 そこで肝っ玉母さんのような器の大きな人間にならなければと、昨年全国品評会に浜松へ行ってからそう思った。

 

 私にとって上品に欠点を指摘してくれる人は、有り難い存在である。

                       平成26年卯月14日  竹垣 悟

椿山会 竹井芳貴副会長が白老GP700Kレースで総合優勝

 私の友人で椿山会副会長の竹井芳貴鳩舎が、2014年4月2日放鳩の白老700キログランプリレースで、つくばね地区競翔連盟・総合優勝の栄冠に輝いた。

 

 私の鳩も八郷国際鳩舎へ委託して(十和田湖500K・42位の鳩が)同時刻放鳩のレースに参加していたので、私はその日竹井鳩舎に電話した。

 

 電話して、そのあと暫くして総合優勝したと連絡があった。

 

 そして「次のレースにも出そうかと思う」と云うので、私は折角 津軽海峡を渡って北海道から帰って来たので、記念に種鳩に残したらどうかと云った。

 

 むかしと違って今は猛禽類の被害も多く、また急な気候の変化があり、ましてグリズルだと云うので私は躊躇(ためら)わず種鳩に残すように薦めた。

 

 このグランプリー総合優勝鳩の血統は、下記に掲載する。

 

 手前論だが、グリズルはイギリスのルエラロフト作・FWマリオット系から来ているのではないかと思う・・・

 

 このルエラロフト作・マドモアゼル号は血統書を紛失したので当時、私の鳩の世話をしてくれていた近藤行雄鳩舎に放(ほか)してくれと云ったのだが、マドモアゼル号の直仔がよく飛ぶので残しといてくれと云われた鳩である。

 

 マドモアゼル号を知っている人が写真を見たら、羽色も口ばしもそうだが、鳩自体良く似ていると云うことだろう・・・

 

 竹井芳貴鳩舎は歳は若いが立派なレースマンで、成績もそこそこ上げている。

 これから日本鳩界を背負って立つ人材だと私は確信している。

 

 因みに竹井芳貴鳩舎は祖父の代から鳩を飼っていて、お父さんは関東地方部の部長・竹井芳明鳩舎である。

 

 今年の椿山会・鳩友の集いは、愛鳩の友社・明神恵里社長の尽力により「クラウン賞受賞会場・オリオンの間」と同じ階上が取れたので良かったと思う。

 

 愛鳩の友社がクラウン賞2次選考会場に使う、5Fカトレアの間(16時開演)を確保出来たからである。

 

 いずれ椿山会の案内を兼ねたレポートを掲載する予定だ。   

                        平成26年卯月8日  竹垣 悟

ドラゴンヘッドクラブ 兵庫県連盟・社(やしろ)連合会に入会

写真は、三木直樹鳩舎の総合優勝を記念しての食事会に参加した、左から竹垣悟・岩田誠三・任秀夫鳩舎
写真は、三木直樹鳩舎の総合優勝を記念しての食事会に参加した、左から竹垣悟・岩田誠三・任秀夫鳩舎

 私たちドラゴンヘッドクラブは今年度から、古巣の兵庫県連盟所属・社連合会の会員になった。

 

 これは本岡昌幸会長たちの温かい友情と尽力による賜物である。

 

 それに私が兵庫県連盟に復帰するに対して社連合会の会員や神港連合会、それに、しらさぎ連合会のお友達には温かい言葉をかけて頂き、その上大変お世話になった。

 この場を借りて厚くお礼申し上げる次第である。

 

 これでやっと地元でレースが出来るようになった。

 これからは兵庫県連盟を、日本鳩界で屈指の格調ある連盟にして行くべく頑張る所存である。

 

 私は連盟設立当初から名誉会長として17年間を渉外・内政共に兵庫県連盟の役員たちの後見人的立場として、連盟運営に力を注いで来たつもりだ。

 その経験を活かして今後も裏方をやって行きたいと思っている。

 

 さいわい私は堀尾優協会々長や、内山勝博副会長、宮川幸雄事務局長それに関東地方部の竹井芳明部長とは昵懇の間柄である。

 あとは西日本がひとつになり、堀尾優会長の協会運営をサポートして行けたらと思っている。

 

 私は日本鳩レース協会に於ける兵庫県連盟の向上を旨として、近畿ブロック連盟が粒の大きいブロック連盟になるように微力ながら応援して行きたいと思っている。

 強いてはそれが西日本鳩界全体の活性化につながるからである。

 

 これから、じっくり兵庫県連盟からスターを育成して、ひとり一人の会員が鳩を飼って居て良かったと思えるような施策を提言して行きたいと熱く燃えている。

 

 因みに来年度には播州連合会と姫路連合会を、私の肝入りで合併させた当時の発展的設立を教訓として連合会を設立するつもりだ。

  

 そして新連合会は、仲良くトラブルの無い和気藹々とした連合会にして行くつもりだ。 

 私の意見に賛同してくれる鳩仲間が、少なからず居たので良かったと思っている。

 

 会長等の新役員は皆の意見を聞きながら、徐々に決めて行きたいと考えているのだ。

 

 いささか話しは飛躍するが、何年か先には岩田誠三先生が会長だったウエスタン・ピジョン・リーグ、略してWPLを再興させて西日本鳩界がひとつになり、東日本CHレースに匹敵するレースが組めたらと思っている。

 

 それが岩田誠三先生の名前を、西日本鳩界の歴史に永久に刻んで行けると信じるからである。                     平成26年如月5日  竹垣 悟

チャンピオン商事創立40周年祝賀会に出席して・・・

パーティー会場にて 脇坂善一、竹垣悟夫婦、ゲラート・コープマン、高塚久雄、木島寛、寺田敏美夫婦との記念写真
パーティー会場にて 脇坂善一、竹垣悟夫婦、ゲラート・コープマン、高塚久雄、木島寛、寺田敏美夫婦との記念写真

 年が明けて早いもので、もう129日である。

 巷では老梅が黄色い花を咲かせているという・・・

 

 去る25日はチャンピオン商事の設立40周年記念パーティーだった。

 

 私達夫婦が前日から東京行(1746分発)新幹線のぞみ号に乗り、浅草の定宿に着いたのは夜の10時頃だったか・・・

 

 少し早めに会場に入って5時からのレセプションに参加した。

 私は親友の寺田敏美夫婦と椿山会・高塚久雄会長と一緒に会場入りした。

 

 私とは20数年の付き合いがある木島寛鳩舎と久し振りの再会を喜びあい、旧交を温めることが出来た。

 矢張り、むかしからの鳩友は良いものだ。

 

 特に木島寛鳩舎は知り合った頃と変わりなく、豪快に高価な鳩をオークションでも競り落としていたそうだ。

 私はオーラ()のある人と共に、その道のスターと呼ばれる人が好きな男である。

 

 鳩飼いも木島寛鳩舎のように、豪気さと華がなければ只のおっさんになってしまう。

 

 自分が作出した鳩をスターにするには、作出者自らがスターになることだ。

 

 華やかなパーティーに出席することも鳩飼いとしては大事なことなのだ。

 

そしてスターと交流して行くうちに、人は徐々に華が出来てくるものだ。

 

 そのあと、滋賀の脇坂善一鳩舎と名刺交換をした。

 ・・・もちろんじっくり話すのは初めてだった。

 

 シンガポールとか上海に、会社から出向を命じられて行って居たらしく英語が堪能で、今回ヨーロッパとか台湾鳩界の人達の通訳を兼ねての参加だと云っていた。

 

 東京の、それも新宿京王プラザホテルの43階で名刺交換をして、海外の鳩の話しが出来たのは、とても光栄だった。

 

 チャンピオン商事のパーティーに出席して鳩友がひとり増えると云うのは、遠い姫路から参加した私にとっては大変意義のあることであった。

 

 そして1時間程レセプション会場に居て、6時から4階に会場を移してのディナーパーティーが開催された。

 

 ヨーロッパや台湾の人を含めて全員で百数名の人が出席して居ただろうか・・・

 

 私達の席はヤンヘルマンを中心に、昨年スロバキアのニトラで行なわれたオリンピアードに一緒に参加した大熊孝一鳩舎・鈴木喜一郎鳩舎そして親友の寺田敏美夫婦、その横が私達夫婦で、私の横に高塚久雄会長である。

 

 大熊孝一鳩舎や鈴木喜一郎鳩舎は一緒にヨーロッパで行き帰りを含めて8日間行動を共にしたので、終始私の嫁とはヨーロッパで過ごした時と同じように話しが弾んでいた。

 私も久し振りに家族のひとりに会ったようで、懐かしさもあり心が弾んだ。

 

 昨年のオリンピアード会場のスロバキアのニトラへは、フランスのシャルル・ドゴール空港経由で行き、オーストリアのウィーンで降り、そこからバスを乗り継いで行ったので、旅の味も格別だった。

 

 鳩協の内山勝博副会長や、チャンピオン商事の吉原謙以知社長・島村正専務、それに協会からレース鳩編集で荻野学記者も同行して居たので、そのメンバーと今回再会したので感慨もひとしおだった。

 

 もちろんヤンヘルマンやポルトガルから国際愛鳩連盟会長ホセ・テレード博士の他、ベルギー・オランダ勢も交えての再会だったので、気分はハッピーヨーロッパと云うところまで高揚した。

 

 私は色んなパーティーに今まで出席して居るが、この時の料理ほど美味しい料理は初めて食べた。

 たぶん京王プラザ最高のコースを頼んであったのだろう・・・

 

 チャンピオン商事の吉原謙以知社長とは、私は26年間の付き合いになるが、無二の親友であるヤンヘルマンに日本で下手を売らせまいと思い、金に糸目を付けず最高の料理を出したのだと思う。

 

 宴もたけなわの頃、山形県米沢市の井上薫鳩舎を高塚久雄会長から紹介され、名刺を交換した。

 米沢市は雪の深い所だと聞くが、こんな遠い所からも吉原謙以知社長のパーティーに馳せ参じる人も居るのだから大したものだ。

 

 名古屋の富川卯喜人鳩舎とも久し振りに再会した。

 

 もちろん我が椿山会の前会長・山本雅嗣(現名誉会員)とも、2週間振りの再会を楽しんだ。

 

 鳩界のパーティーで、気の合う旧友と再会して言葉を交わすのも至高のひとときである。

 

 木島寛鳩舎とはチャンピオン社主催のオークションやらパーティーで、昭和の終わり頃に知り合い、長い間親交を重ねて来た仲だ。

 

 その頃は、ふたりだけの協定を結んで鳩のオークションに参加して居たのだが、私はこの木島寛鳩舎の落札額を聞くたびにびっくりして、この人と競り合わなかった事に安堵(あんど)した。

 

 ・・・私も昔は、大枚をはたいて鳩を買うのが好きで、鳩のショッピングマニアになって居た時もあった。

 それも今となっては懐かしい思い出である。

 

 そのパーティーも女性グループのヴァイオリン演奏と共に盛り上がり、盛況の内に終わった。

 

 吉原謙以知社長の挨拶は、ニトラのオリンピアード会場でのパーティーを彷彿させるものがあり、異国ムードと共に最高潮に達した。

 

 最後、チャンピオン商事の若き後継者・島村正専務の終わりの挨拶もまた最高だった。

 

 島村正専務がこれからの日本鳩界と、ヨーロッパ鳩界の架け橋を吉原謙以知社長から引き継ぎ、老齢化した日本鳩界を衰えさせることなく活性化させてくれると確信出来るような力強い挨拶だった。

 

 明くる日2時過ぎに浅草寺の観音前で、上野裕介鳩舎率いる国際愛鳩連盟会長ホセ・テレード博士、ディルク・リーケンス、ゲラート・コーブマン、他十数名の海外愛鳩家達とチャンピオン商事・吉原謙以知社長、島村正専務が合流して近くのレストランに入り食事をした。

 もちろんヨーロッパの鳩飼いは、ビールをウォーターがわりに飲む。

 

 私はヨーロッパでヤンヘルマンに世話になったので、そのお返しをと思って居たので途中待ち合わせて参加したのだ。

 

 ヤンヘルマンがホテルで当日帰る予定をしていると聞き、土産物を届けた。

 そしてヤンヘルマンに世話になった分、私が伝票を握り支払いを済ませて浅草で別れた。

 

 6時から美容整形外科医の小田晴彦先生夫婦と東京タワー下の「とうふ屋 うかい」で待ち合わせて居たので、2時間程一緒に居て失礼した次第である。

 

 大変楽しいヨーロッパ及び日本鳩界の友人達との交流会だった。 

 

     平成26年睦月29日  竹垣 悟

竹垣悟夫婦とディルク・リーケンス、上野裕介と浅草寺雷門前にての一葉
竹垣悟夫婦とディルク・リーケンス、上野裕介と浅草寺雷門前にての一葉

日本鳩レース協会のイベントに参加してみて

 111(日曜日)午後3時から品川プリンスホテル・アネックスタワー5階プリンスホールにて、総合表彰式と懇親会が開催された。

 

 当日は晴天に恵まれ、出席者も四百有余名にのぼった。

 

 日本鳩レース協会にとっては今年一年の飛躍と躍動を占なう重要なイベントだったので、盛況の内に終わり堀尾優会長始め、協会役員及び職員にとっては至福の一日であったと思う。

 

 私も友人として、会場の壇上から主催者代表挨拶を述べる堀尾会長の姿を見て、これが栄(は)えある男の姿だと思った。

 そしてこの姿を見て、自分のことのように嬉しかったのである(私はこう云う男なのだ)

 

 会場にて堀尾優会長の奥さんとも再会し、また山本雅嗣特別顧問の奥さんとも我々夫婦は久し振りに再会し、親しく声を掛けて頂いた。

 

 鳩界のパーティーに出て、鳩を飼って居る鳩友だけではなく、家族の人とも旧交を温め合うのも鳩界人にとっては大切な儀式だと私は思うのだ。

 

 シャレたホテルでパーティーに出席すると云うのは、何も芸能界や社交界だけではないのだ。

 矢張り我々が鳩を飼える環境にあると云うのは、嫁や家族の理解があってのものである。

 

 だから私は日本の鳩飼いもベルギーやオランダを始めヨーロッパの鳩飼いのように、もっと家族と喜びを共有し、パーティー等へもどんどん同伴するべきだと思っている。

 

 そう云う面では今回の協会のパーティーは、家族の者が出席しやすいファミリー料金が設定してあったので、良かったと思う。

 

 矢張り鳩飼いは大きなパーティーに出席して、日本各地から集まる熱心な、むかしで云うところの旦那衆(だんなし)と呼ばれる鳩飼いと友人にならなければ、本当の意味での鳩の醍醐味は得られないのだ。

 

 今の鳩界は大体60歳以上が多く、鳩を生涯の趣味や道楽として楽しむのも、あと限られた期間でしかない。

 

 それなら鳩界の著名人や社会的にも成功して立派な人と友人にならなければ、井の中の蛙(かわず)と云う、ちっちゃな鳩飼いで終わってしまうのだ。

 

 ・・・誇れる友人が居ないと云うのは人として淋しいものだろう。

 

 私の友人が豪快で心の広い鳩飼いと付き合って、面白可笑しい余生を送って行くのが鳩飼いとしての妙味だと云って居たが、私も全く同感である。

 

 人間的に大きな人と付き合って、その人の大きな心に触れて、本人も大きく広い太っ腹な鳩飼いになってもらいたいと私は願うのだ。

 

 最後に協会のスタッフの皆さん、本当に楽しい一日をありがとう御座いました。

 

 私達夫婦と、友人の寺田敏美夫婦、作家の山平重樹先生、高塚久雄椿山会々長、神谷中・野崎由勝両椿山会同志等、26番テーブルの者は皆、このイベントに参加出来た事を心から喜び、プリンスホテルをあとにしました。

 

 

 本当にありがとう御座いました。       平成26年睦月15日  竹垣 悟

全国品評会に来賓として出席

ゴードン系の柴田敏広鳩舎とのむかし懐かしいツーショット
ゴードン系の柴田敏広鳩舎とのむかし懐かしいツーショット

 協会の第67回全国品評会が静岡県浜松市の総合産業展示館で1222()に開催された。

 

 私は堀尾優会長・内山勝博副会長・山本雅嗣特別顧問等と、前日から浜松に入り、50名程で親睦会を兼ねての懇親会に参加した。

 

 協会の職員を始め参加者は皆、和気あいあいとした雰囲気で前夜祭を終えた。

 二次会も有志だけで、浜松一のクラブとも云われるアンジェに行った。

 

 私は久し振りに片山啓鳩舎と逢い、色々鳩の話しをした。

 何年か振りに逢っても、鳩と云う共通の話題があるので長いブランクを感じさせず、色んな鳩の話しで盛り上がった。

 

 そして明くる日は品評会々場で、同じ椿山会の仲間である柴田敏広鳩舎とずっと側に居て、品評会の鳩の見方について色々教えを乞うて居た。

 

 ゴードン系一筋に50年近くやって居るので、鳩の色んな研究をして居り、又品評会の審査員を長年務めて居るので、色々勉強になった。

 

 私はこの柴田鳩舎とはむかしから良く気が合い、どこに居ても声を掛けて貰い仲良くさせてもらって居る。

 

 柴田ゴードン系と云うのは、今では日本の銘系のひとつになって居る。

 50年近くを費やしての血の固定には、頭が下がる思いである。

 

 今年の品評会の全国優勝者は一昨年と同じ鳩舎で、静岡から浜松の大学に通う女子大生だった。

 優勝者を代表しての挨拶も、そつなく行き届き、久々に鳩界に華のあるスターが誕生したと思った。

 

 協会も念願のスター候補が誕生したので、これからはこの女の子を上手く育てて行くことだと思う・・・

 

 このあと、私は岐阜で細川医院の院長と食事をする約束をして居たので、会場から岐阜の大橋憲夫鳩舎が呼んで居たタクシーに同乗させて貰い、浜松駅に向った。

そして大橋憲夫鳩舎は新幹線で帰り、私は浜松からJRでそのまま岐阜に行った。

 

 名古屋まで各駅に停まるものだから、2時間ぐらい掛かって岐阜に着いた。

 私は岐阜に泊まったのは初めてだったが、長良川添いの岐阜城(稲葉城)の向いの都ホテルを細川先生が取ってくれたので、そこに泊まった。

 

 細川嘉彦院長は鳩は飼ってないが、鳩の話しが分かる人である。

 

 次回、協会の表彰式と懇親会には、作家の山平重樹先生と椿山会・高塚久雄会長、寺田敏美夫婦と共に私達夫婦も顔を出すつもりで居る。

 

 親友の堀尾優会長から声が掛かって居るので、もちろん椿山会の有志は全国から駆け付ける手筈になって居る。

 

 協会の宮川幸雄事務局長と亀山次長、それに地元愛知・静岡地区の皆様にはお世話になった。

 

この場を借りてお礼申し上げる次第である。     平成25年師走24日  竹垣 悟

永井勇鳩舎作出・ドラゴンロフト種鳩  左のBCバイオレット目♀がヨングシャンテリー×ヨングシャンテリーの直仔で、キャンディ影桜・地区N600K総合優勝とエースピジョン1位になった鳩の直仔である。右のDCゴールドアイに近い目の♂が、プロスローザン作ナショナルⅡ×シャンテリ67(ヨングシャンテリー×リヒテファンヨングラケットヘン・ヤンセン作)の直仔である。この2羽を交配させ品評会でも高得点を取れる鳩を作出してみたいと思って居る。
永井勇鳩舎作出・ドラゴンロフト種鳩  左のBCバイオレット目♀がヨングシャンテリー×ヨングシャンテリーの直仔で、キャンディ影桜・地区N600K総合優勝とエースピジョン1位になった鳩の直仔である。右のDCゴールドアイに近い目の♂が、プロスローザン作ナショナルⅡ×シャンテリ67(ヨングシャンテリー×リヒテファンヨングラケットヘン・ヤンセン作)の直仔である。この2羽を交配させ品評会でも高得点を取れる鳩を作出してみたいと思って居る。

餃子の王将 大東隆行鳩舎を偲んで

 同じ鳩を趣味とする餃子の王将、大東隆行社長が会社に出社したところを銃撃されたとテレビで知り、ビックリした。

 

 この人とは殆ど付き合いは無かったが、この人の友人で三木直樹鳩舎や任秀夫先生とは今でも付き合いがあるので、この事件が気になりペンを執ったところだ。

 

 この事件後、TBSの長野記者と読売の上田記者から電話があり、大東さんの事を知りたいと云うので、私の鳩友である三木直樹鳩舎にアポイントを取り紹介した。

 

 そして21日には日本テレビの報道局ニュースセンターの池田剛志ディレクターが、三木鳩舎に取材に来ると云うので、当日は浜松に行かなければならなかったが、私が三木鳩舎を紹介した手前、気忙しく赤穂に行った。

 

 その後、記者達と食事に行く事になって居たそうだが、私は浜松行の時間が迫って居たので三木鳩舎にその旨断わり、家へ帰り服を着替え浜松に向った。

 

 ・・・大東社長の事を含めて人の世の定めとは、どんな形で表れるか分からないと云うのが、今の私の率直な気持ちなのだ。

 

 大東さんには、鳩(ピジョンスポーツ)の楽しさを世の中に広める為に、ゆっくり話してみたかったのだが・・・

 

 ここに慎んで、大東さんの冥福を祈る次第である。

 

 大東隆行社長と私の思い出話しと云うのは、今となっては「一期一会」で京都の都ホテルで大和連盟の発会式に呼ばれて行って、挨拶程度に話したことぐらいだろうか・・・

 

 大東さん、安らかに眠って下さい。             合掌

 

                         平成25年師走21日  竹垣 悟

第五回 椿山会 夢のつどいを終わってみて

 121日午前8時半、椿山会副会長・竹井芳貴鳩舎が運転する車に、竹井芳明顧問・小矢野登・松崎勝己鳩舎と共に同乗させて貰い、フォーシーズン椿山荘に到着。

 10時からカトレアの間で、三賞の選考会が開催された。

 

 私は竹井芳貴副会長と共に、飯田芳弘顧問の前で審査をした。

 

 終わって発表があり、私が思って居た鳩舎と違う鳩舎に賞が与えられて居たのもあった。

 

 私は愛鳩の友社と鳩レース協会の受賞の差は、人と鳩が一体になるかどうかの違いだと思って居る。

 

 協会の方は、厳格な点数式で鳩に対してのみ与えられる栄冠だと思う。

 

 私はNHK紅白歌合戦のように応援合戦も必要だし、またその人のキャリア・人望そして人格も必要だと思う。

 賞は飽くまで、鳩舎に与えられるからだ。

 

 日本の伝統文化である角力(すもう)の世界では、横綱になるには、いくら強くても横綱としての品格がなければ駄目で「心・身・技」と三拍子揃っていてこその栄冠である・・・

 

 鳩の世界もピジョンスポーツと云うぐらい、ヨーロッパではスポーツマン精神が必要とされて居ると子供の頃、どこかの鳩界誌で読んだ。

 

 その基本に立ち返って、今一度クラウン賞を含めた三賞を、考えてみるべき時代が来たようだ。

 

 優雅な世界に憧れるのは、何も金持ちばかりではない。

 

 シンデレラだって一夜の優雅な世界に憧れたのだ。

 

 その為には、一流のホテルで開催される鳩界のセレモニーに、鳩を飼って居る人なら誰でも参加して、良い交友関係を築くべきである。

 

 そんな場へ、ひとりでも多くの人が参加出来るシステムを考えて、活用して行くのが更なる鳩界発展につながると思うのだ。

 

 鳩飼いも高齢化して来たので、子供の頃からの夢を叶えさせてやりたいと私は思う。

 

 私が子供の頃見た夢は、銘鳩を見て、鳩界のスターに逢って、胸をときめかせる事だった。

 

 鳩界のスター連中を呼び、華やかな社交場のようなパーティーを開催するのは、連盟や連合会の祝賀会でも可能なのだ。

 

 その為に個人にあまり負担の掛からない運営資金を、より一層確保して行くべきなのである。

 

 ひとりでも多くのスターを作り、そのスターが作る鳩を各団体が買い上げて行けば、より多くの人がピジョンスポーツを楽しめるのだ。

 

 無名の人より、著名人が作る作品にこそ味わい深さがあるのだ。

 

 

私がこの歳まで生きて来れた事に運命を感じながら、残された余生をスター作りの名伯楽として鳩界に貢献出来れば思って居る。

 

 最後にパーティーに出席されて居た西の日鳩の人と、愛鳩の友社・明神恵里社長始め、社員の皆様にはお世話になった。

 

 ここで改めてお礼申し上げる次第である。      平成25年師走5日  竹垣 悟

12月1日 第五回椿山会鳩友の集いを開催

 ホテル椿山荘東京・本館ホテル塔1階ウィステリアで16時から19時まで行います。

 司会進行はチームアスリートの上野裕介鳩舎が担当し、椿山会高塚久雄会長始め・副会長横地光彦・竹井芳貴鳩舎外、当椿山会の顧問・相談役など各地の強豪が鳩の飛ばし方や飛ぶための飼育方法など色んな質問に答えます。

 参加は、鳩飼いなら所属協会を問わすどなたでも自由です。

 この機会に是非各地の鳩界著名人と、お友達になって下さい。そのお手伝いもします。

                                      平成25年霜月29日  竹垣 悟

 

椿山会 鳩友と浜松の鳩友めぐりの旅

 私は毎年何回か上京する。

 そして、その度に色んな分野の友人や鳩友と逢い、旧交を温め合う・・・

 

 去る1016日には東京浅草にあるビューホテルのロビーで、永井勇・椿山会特別相談役と逢った。

 

 その時、私がベランダにワンペアずつ入る小さな鳩舎を作り、8ペアだけ自分の手許で飼って居ると話したら「永井シャンテリー」の源鳩がまだ健在なので、その「源鳩」に「直仔」で総合優勝鳩を掛けて出来た「雌鳩」と、矢張り源鳩の直仔で総合優勝鳩を何羽か出した良い鳩が居るので、その仔で源鳩の孫の雄鳩を「ペア」にして送ると云ってくれた。

 気脈の通じ合った鳩友の真心は、いつ受けても嬉しいものだ。

 

 思い起こせば永井勇鳩舎外、何人かの鳩友と、私の嫁がして居るクラブで一緒に飲んでから早いもので十数年の歳月が流れた。

 

 あの時の会話の中で、その場に居たひとりが、新しく兵庫県の連盟長になったと云うと「連盟旗」を寄附すると云って贈ってくれた。

 

 この永井勇と云う男は、そんな気風(きっぷ)の良さと、鳩飼いの中では豪気な男気を兼ね備えた男だ。

 

 これから私に送ってくれる源鳩シャンテリーの直仔と孫も、私の好み通り手持ちの良い誰が見ても最高の鳩を送ってくれるだろう・・・

 毛替えが終わり、良い鳩になったら送ると云って居たのでその鳩が手許に届くのを、今より楽しみにして居る次第である。

 親が老鳩の場合ヨーロッパでは今、DNA鑑定をすると云って居たが・・・

 

 1019日には茨城の高塚久雄会長の所へ行った。

 上野から常盤線に乗り日立駅まで行き、改札口を見たら高塚会長が迎えに来てくれて居た。

 着いて少し経って鳩舎へ行き、鳩を見せて貰った。

 流石、協会の日本優秀鳩舎賞4回と日本ジャーナルクラブ主催のクラウン賞を4回も取った鳩舎である。

 

 鳩も鳩舎も、そして我々が主催する椿山会の会長としても風格のある、温厚で立派な人柄だ。

 

 鳩を見て、表に飼って居るニワトリと子狸を見て、家へ寄せて頂いた。

 

 家の居間には大きな神棚が祭ってあり、部屋全体が厳粛な感じで、流石日本が誇る世界のレースマンの居宅だと思った。

 

 奥さんは美容院を経営しておられ、以前椿山荘でお逢いしたままの気品溢れる方だった。

 

 5時過ぎに茨城のつくばから竹井芳貴副会長が来てくれ、高塚会長と三人で日立の街へ出て食事をしてから飲みに行った。

 同じ鳩飼い同士なので、鳩の話しに終始したが、時間も遅くなったのでその日はお開きにして私と竹井芳貴副会長は日立駅の真横のホテルで寝た。

 

 そして明くる日、竹井副会長の車で、つくばに行った。

 車でつくばまでは小一時間ぐらいは掛かっただろうか・・・

 

 途中、私が好きな老舗のそば屋で竹井芳明・椿山会顧問が東日本CHレース総合7位だった小矢野登鳩舎と待って居てくれたので、一緒に天ぷらそばを食べて、それからクラウン賞・ビッグイーグルでお馴染みの私の友人・大高繁相談役の鳩舎まで行き、旧交を温め合い、レジョナル総合優勝鳩を見せて貰った。

 

 この鳩はビッグイーグル系の集大成だと云える血統構成で、ビッグイーグルファンなら誰もが手に入れたい鳩であろう。

 

 その後、私とは20年来の友人である下条恒夫鳩舎に行った。

 

 ここのドーベルマンは日本一を取った名犬だ。

 

 家の中には変わったタナゴが所狭しと泳いで居た。

 

 この下条鳩舎は男気のある中々の人物で、私がメダカに今凝って居るのを誰かに聞いたらしく、関西の私が住んで居る近辺には居ないメダカを沢山郵送してくれた。

 

 そのメダカは、私の家の庭に置いてあるメダカ専用の水瓶(みずがめ)に入れて、この寒い冬を越すようにして居る。

 

 夜はつくばの友人達に歓迎してもらい皆で食事をして、つくば山の麓にある青木屋と云う旅館に竹井芳貴副会長と同じ部屋で泊まった。

 ここの旅館は、天然温泉が屋上に露天風呂としてあるのだ。

 

 前回ここの旅館に来た時は、日本鳩レース協会々長で私の友人でもある堀尾優会長と一緒の部屋で、東日本グランド2位の直仔と共に寝た。

 この堀尾会長の所へ行ったメスの同腹が、今回私の鳩舎に届いた。

 私は早速、余市1000Kでマークをして居たにも拘らず、3日目の大雨の中、昼の3時頃に帰還した(レース成績はドン尻の312位で一番末尾に載って居る)ビューネン愛光3号とペアにするべく今配合室に入れて居る。

 

 その後、高塚会長からは700K.GP5地区総合優勝・白老クイーン号の直仔が届いた。

 この鳩は、私の鳩舎のホワイトラインの源鳩の1羽であるドラゴン白鷺(はくろ)号の直仔と交配するつもりで居る。

 

 余談だが、姫路へ帰る最終日に静岡の浜松に寄って、日本鳩レース協会・内山勝博副会長と逢い、ここでも旧交を温め合った。

 内山副会長とはベルギーやオランダでも一緒だったので、ヨーロッパと同じ調子で語り合い、親交を深めた。

 この副会長も矢張り鳩がものすごく好きな人である。

 

 

 私はつくづく良い鳩友に恵まれたものだと思う。  平成25年霜月11日  竹垣 悟

北関東5地区GP総合優勝・白老クイーン号の直仔
北関東5地区GP総合優勝・白老クイーン号の直仔
第49回東日本CHレース 参加羽数6928羽中総合2位の直仔
第49回東日本CHレース 参加羽数6928羽中総合2位の直仔

東海連盟ファイナルレースにギャラリーとして参加

写真は500K総合2位 13SA14141B・♀ 父・高塚久雄作 母・オードメルクス直仔×ヤンセン作スレート
写真は500K総合2位 13SA14141B・♀ 父・高塚久雄作 母・オードメルクス直仔×ヤンセン作スレート

 10月28日に東海連盟の500Kファイナルレースにギャラリーとして参加した。

 

 私の鳩も参加すると云うので、友人の神谷中鳩舎に付き合って貰って、寺田敏美鳩舎と共に見た。

 

 結果、寺田敏美鳩舎の鳩が総合2位に入賞したのである。

 

 寺田鳩舎が鳩舎開きをした時のお祝いに、我が椿山会の高塚久雄会長が持参した鳩に、寺田鳩舎の看板鳩であるオードメルクスのラインを掛けた鳩が、総合2位に輝いたのだ。

 

 高塚会長の鳩は、何処の鳩舎に行っても良く飛んでいるようだ。

 

 レースが終わって私の鳩が入っている鳩舎を見たら、足輪の入って無い鳩が30羽余り居たので淘汰した。

 足輪の入って無い鳩を世の中に出す事は、私の愛鳩家としてのモラルに反するので、私は心を鬼にして淘汰したのだ。

 

 足輪を入れてないと云うことは、レース鳩としての宿命をすでに放棄した事になる。

 

 まさか足輪の入って無い鳩に血統書を書く訳にも行かず、これは由々しき問題だと思ったからだ。

 

 自然界に淘汰があって世の中が成り立って来たのと同じで、その世界に必要なものを残すことが種の保存につながる。

 

 私は或る面、こんな学者のような考え方の男なのだ。

                        平成25年霜月5日  竹垣 悟

鳩界の大御所と鳩談義

 鳩界の大御所・任秀夫先生と、日本鳩レース協会・内山勝博副会長、それに岩田系の保存鳩舎で知られ、大阪「餃子の王将」社長・大東隆行鳩舎とは親友の三木直樹鳩舎を迎えて姫路で「鳩談義」に花を咲かせた。

 任秀夫先生は私達の世代から見れば雲の上の人で、鳩界の第一人者である。

 任先生と話しが弾み、ヤンセン兄弟や日本の鳩聖・岩田誠三 並河靖両巨頭の話しに及んだ時は、食事に舌鼓を打つどころではなく我々3人はじっと任先生の話しに聞き入った。

 矢張り鳩界のスター街道をずっと歩んで来た人は話しのオーラが違うと、つくづく思ったものである。

 

 明くる日(911)6時から関西空港へ行き、オランダのアムステルダムへ旅立つと内山副会長が云うので夜11時でお開きにしたが、それでも久し振りに大御所を交えて楽しい鳩談義に花が咲いた。

 

 鳩飼いと云うのはいくつになっても鳩の話しばかりで、いくら話しても鳩の話しが尽きない。

 

 今鳩界は会員の減少が激しく、鳩舎事情により自分でレースをしたくても出来ない人が多いと聞く。

 

 わたしは今NPO法人の施設を建てる場所を探して居るのだが、そこで以前ハンドラーをさせて居た青年をまた預かり、鳩舎を建てレースを楽しみたいと思って居る。

 

 その中で規模は小さいが一羽2,000円位でレースに参加したい鳩を集め、鳩飼いの小さな夢に貢献してみたいと考えて居るのだ。

 

 その委託鳩舎の規模だが、1鳩舎5羽まで合計300羽ぐらいのローカル路線で行き、優勝鳩は他の委託鳩舎の鳩と比べると少し格下になるが秋の400キロレースが終わった時点で3,000円位貰って引き取って貰うか、翌年の春レースをそのまま3,000円位で続行して行こうと思って居る。

 もちろん参加費が安い分賞金は無く、逆に春レースで総合優勝すれば50,000円位で引き取って貰い、2位以下は10,000円位で引き取り可能にしたいと思って居る。

 そして祝賀会には、有名鳩舎に鳩を持参して出席してもらい競売して、供出鳩舎に50%位を還元して、そのあとの金は経費を引いて地域連盟の振興に役立てたいと考えて居るのだ。

 

 大のおとなが鳩の事になると、小さな夢で恥ずかしい限りである。

 

 来年は日本鳩レース協会の表彰式とイベントに力を入れて居ると堀尾優会長が云い、協力してくれと云うので、友人達と出席する約束をして居る次第である。

 

                         平成25年長月15日 竹垣 悟

写真は神谷中鳩舎のブログでお馴染みの「白頭巾姉さん号」1年目は悪天候の大間GP800Kを帰り、2年目で余市CH1000Kを帰った有名な鳩である「竹垣悟作出・現種鳩」
写真は神谷中鳩舎のブログでお馴染みの「白頭巾姉さん号」1年目は悪天候の大間GP800Kを帰り、2年目で余市CH1000Kを帰った有名な鳩である「竹垣悟作出・現種鳩」

二代目ドラゴン号近親鳩が協会賞受賞

 5月15日、久し振りに私の鳩の師匠である梅谷實鳩舎、そして鳩友の浜田育昇鳩舎・岸田準一鳩舎が逢って昼食をした。

 そこで話しが、しらさぎ西連合会の増田利則鳩舎(2013年3月号のレース鳩誌109ページに載って居た鳩)の話しになった。

 協会賞1位になった「09XB10013DC♂」は10年に900キロ総合6位・11年は700キロ総合18位・12年長万部GN1000キロ総合6位・RG総合15位・地区N総合41位と、3年越しに翔んでタイトルを手にした鳩である。

 この鳩の父親は、二代目ドラゴン号(92BB15234B♂・2012年に寺田敏美鳩舎で死亡した鳩)の親仔掛け近親鳩だった。

 食事が終わって早速浜田育昇鳩舎に頼んで増田和利鳩舎へ梅谷實鳩舎と3人で行く事にした。

 先ず協会賞を取った鳩を見せて貰った。

 見て感じた事は、両親やどの兄弟よりも大きいと云う事であった。

 この鳩の兄弟鳩「DC♀・10年」に長万部GN1000キロ総合5位と、陸奥横浜900キロ入賞鳩「DC♂」を見せて貰ったが、どれも良い鳩だった。

 私は二代目ドラゴン号の近親鳩だと云う事もあり、この鳩の一族全てが私の理想の鳩に見えた。

 因みに増田和利鳩舎は今年の長万部GN1000キロ・総合7位だったそうだ。

 この鳩は、泉谷隆鳩舎の「ひよどり系」を割った鳩だと云って居た。

 わたしも「ひよどり系」のファンで、むかし1200キロ4地区総合優勝した「ひよどりブルー号」と私の岩田系代表鳩・フェアレディー×ルモイキングの直仔で三好友康鳩舎の種鳩だった「岩田827号BC♂」と共同作出した事がある。

 この共同作出した鳩(野路菊号)に私の代表鳩ドラゴン号を交配し、1996年度は合計10羽位ヒナを引いた。

 この交配の直仔の中の1羽・ドラゴン8(エイト)号と、イギリスのルエラロフト(ルイス・マザレーラー)作・マドモアゼル号(血統書紛失の為不詳)との仔が「ドラゴンⅢ号」として現在私の手許で種鳩として羽を休めて居る。

 

 もちろん二代目ドラゴン号の直仔も「三代目ドラゴン号」として、私の鳩舎で種鳩として今、仔鳩を作出して居る。

 私のアイフォン5の「ライン」待受け画面の写真の鳩が、この「三代目ドラゴン号B♂」だ。                     平成25年五月17日  竹垣 悟

椿山会高塚久雄会長が東日本CHを制覇!

 高塚会長から今日朝9時9分に、東日本CHレースを制したと電話が入った。

 東日本CHレースと云えば、私が鳩飼いとして若い頃からの憧れだった柴崎昇一鳩舎が先ず思い浮かぶ。

 巷では「チャンピオン男」と呼ばれたが、それくらい羽数も多く名誉も格式もあるレースなのだ。

 ベルギーで云えばバルセロナレースと比較しても決して遜色はないと思う。

 

 私は高塚会長の人柄が好きで、椿山会二代目会長に推挙したのだが(先ず一番に初代会長・山本雅嗣・現名誉会員に相談した。そして心地良く返事を貰った。その外何人かの主だった人に相談したところ、誰ひとりの反対もなく)「二代目会長」に就任して貰ったいきさつがある。

 それ位、私は高塚会長の人間性が好きなのだ。

 その人柄プラス、今年は2回の総合優勝をしたので嬉しい限りだ。

 

 神谷鳩舎の沼田グランド1100K総合優勝鳩は、高塚会長のミラクルポイントの直仔だと云って居た。

 これで血筋の良さも証明され、我が椿山会同士は万々歳である。

                       平成25年五月12日  竹垣 悟

「グランド男」誕生!

 神谷中(椿山会)相談役が、沼田グランドナショナル(GN)レースで1100K総合ワン・ツー・スリーと、おまけに10位に入賞させ、合計4羽がシングルに入ったと5月10日午後3時44分に電話があった。

 

 10羽参加で8羽帰ったと聞いて、久し振りに鳩レースでビックリした。

 

 本人は至って冷静で、勝って当然と云う様な感じだった。

 私はその理由を知って居る。

 

 本人が納得出来る調教をして居たからだ。

 これでGNレースは昨年に続き2連覇だ。

 むかし柴崎昇一鳩舎を「チャンピオン男」と明神庄吾が称したように、今の神谷鳩舎を「グランド男」と呼んでも差し支えないと思う。

 聞く所によれば神谷鳩舎いわく、同時放鳩の余市チャンピオンレースより沼田グランドレースの鳩の方が早く帰って来たとの事だった。

 因みに余市CH1000キロレースは総合4位だったと云って居た・・・以上は5月10日の話である。

 

 今日電話をしたら、800キロ最終レースの訓練に長野県まで来て居ると云って居た。

 今の日本鳩界で、鳩に対する力の入れ方と鳩飼いとしての姿勢は、東の及川茂(椿山会)特別相談役か西の神谷中鳩舎だと私は思う。

 

 及川茂鳩舎の場合、キャリア・人格・知名度、全てをひっくるめて「鳩聖」と呼んでも差し支えないのではないか・・・

 私達の世代が若かりし頃「若大将」と云う銘鳩と「及川茂」に憧れたのは事実なのだ。                        平成25年五月12日  竹垣 悟  

遠藤宝鳩舎が700キロGPレース3地区総合優勝

 最近、遠藤宝(椿山会)相談役から電話が架からないと思って居たら、今日(5月8日・19時16分)久し振りに電話が有った。

 

 5月の連休明けなので「ひょっとして総合優勝でもしたのかな」と思って居たら案の定、700キロ・GP(グランプリー)レースで3地区(977羽中)総合優勝したと云う。

 遠藤鳩舎の場合、GPレースはこれで3回目の総合優勝である。

 

 今年は「500キロレースで失格した」と電話を貰ったので、その時点で「愛鳩の友社主催」の「地区CH賞」の権利を無くしたので私も少し「ガッカリ」したが、後半になって「GPレース3地区総合優勝」なので私も友人として「溜飲を下げた」次第である。

 

 矢張り「椿山会」の仲間が「総合優勝」したと聞くのが私は何よりも嬉しい。

 今年は「椿山会」の仲間を含めて、全体的に鳩も帰りが悪いと聞く。

 だからクラウン賞の権利を獲得した友人も少ないと思うが、これからの最終レースの成績に期待したいと思う。

 

 因みに私の手もとで作出した鳩は、今日時点で巣立ちした鳩が8羽だ。

 その内播州系の元祖・本岡康洋鳩舎(私が中学生の頃、学校をサボって電車に乗って遊びに行って居た・当時播州地区最強の鳩舎だった)に「イの一番」に巣立ちした2羽を委託した。

 そして伊賀国際鳩舎に5月6日、直接委託鳩「6羽」を持って行った。

 この8羽は鳩舎事情で手もとに置ける鳩が少ない分、私にとっては文字通り手塩にかけた「虎の子」なのである。

 可愛い我が子同然なのだ。

 

 伊賀では、親友の野崎由勝(椿山会)理事と合流して野崎鳩舎の委託鳩を見た。

 流石、昨年の総合優勝鳩作出鳩舎だ。

 どれも精悍で良い鳩だった。

 伊賀の国際鳩舎は管理も良く、私は来春が楽しみである。

 もちろんレースの楽しみに「ギャラリー」として一回は参加するつもりでいる。

 

 遠藤宝鳩舎だが、あと残りの3レースも全力投球で頑張ると云って居たので次回の吉報を待ちたいと思う。                 平成25年五月8日  竹垣 悟

竹垣悟鳩舎種鳩 ド・モントバーン号

 この鳩は、ベルギー・エリュク・ポーリー作翔

 モントバーンナショナルレース800キロ5,562羽中総合優勝鳩である。

 この鳩の直系に、神谷中鳩舎のインパクトハルカ号がいる。

 翔歴は、2010年東海地区N総合7位

        大間GP総合11位

        東海地区連盟最優秀鳩49号認定鳩

椿山会 高塚久雄会長 グランプリーレース5地区総合優勝

 椿山会々長・高塚久雄鳩舎が700キログランプリーレースで総合優勝に輝いた。

 放鳩地は、津軽海峡を越えて北海道の白老だ。

 我々関西人は、海を越えて帰る鳩は、ひとつのステイタスとしての趣(おもむき)がある。

 海を越えて帰る鳩は「勇気がある鳩だ」とむかし云って居たのが日本鳩界の大御所・任秀夫鳩舎である。

 クラウン賞の常勝鳩舎であった高塚鳩舎だが、その海越えレースも制し、今年は特に力が入って居るのだ!

 椿山会副会長・竹井芳貴鳩舎には、私所の現在の代表鳩の一羽である「ブルードラゴン号」(東海連盟CH余市1000キロレース総合8位)の弟鳩が行っているのだが、その仔が今回のGPレース800キロを若で帰ったと連絡をしてくれたのだ。

 その時に、高塚鳩舎が5地区連盟で総合優勝したと聞いたのである。

 夜に電話を貰ったので私は早速明くる日の朝、高塚鳩舎に電話をすると「あと残って居る3大レースも頑張りますよ」といつもの明るい声で云って居た。

 それにしても、高塚鳩舎は今年は強い!

 椿山会は強豪鳩舎の集まりなので、その会長自らが今年は是非クラウン賞を獲ってみたいと云って居たのだが、その言葉が現実味を帯びてきた。

 前回レジョナルレースでは、屈辱のタッチの差で総合2位に甘んじたので、尚更このレースには勝負を賭けたのだろう。

 「いや、はや」私等は高塚鳩舎のプライドに、今回は少し驚いた次第である。

 総合優勝、本当におめでとう御座います。    平成25年卯月6日  竹垣 悟

  年に一度の夢の集い!『椿山会』第4回懇親会開催

日時

平成24年11月11日(日)16:30~19:00

場所

椿山会2階Bar.ルーマーキ(飲み放題・会費5,000円)

※正午より三賞受賞セレモニーの応援もよろしくお願いします

 

◆会長◆     高塚久雄

◆副会長◆    横地光彦  宮下 博  竹井芳貴

◆名誉会員◆   山本雅嗣(初代会長)

◆特別顧問◆   乙川 清  任 秀夫

◆顧問◆     飯田芳弘  櫻井弘行  竹井芳明

◆特別相談役◆  及川 茂  児玉政観  柴田敏広  寺田敏美  永井 勇

         藤井孝彦

◆相談役◆    安藤博美  遠藤 宝  小黒良作  大高 繁  大友勝好

         神谷 中  則竹伸也  花尻充由

◆参与◆     端野俊治  藤田淳一  礒野金作  吉原謙以知   

◆専務理事◆   上野裕介

◆理事◆     阪井葉一  阪本孝治郎  三木直樹  野崎由勝  萬永秀方

         八神 司

◆運営部長◆   竹垣 悟(問い合わせ先 TEL090-8935-5000)

※あなたも参加してトップフライターと友達になりませんか?

 入会はいつでも自由なので運営本部まで連絡下さい。

 入会金等は一切不要です。

平成25年度の椿山会懇親会は、日時と場所が決まり次第このページにて発表します。

 

   浅井正平  安蔵博美  飯田芳弘  池永好邦  石井 誠

   石川正幸  礒野金作  伊藤雄介  上野裕介  牛込正一  遠藤 宝

   及川 茂  大高 繁  大友勝好  小黒良作  乙川 清  加藤正衛       神谷 中  川上俊一  桑原次朗  児玉政観  小鮒一隆  早乙女暹       阪井葉一  阪本孝治郎 櫻井弘行  櫻木善啓  佐々木茂  佐々木進       佐藤広志  佐藤元一  佐山孝文  澤木初二  重利保男  柴田敏弘       下條恒雄  菅原 明  高塚久雄  高山景一  竹井芳明  竹井芳貴       竹内京二  竹垣 悟  武田孝幸  寺田敏美  永井 勇  永谷 栄

   並木茂雄  任 秀夫  野崎由勝  則竹伸也  端野俊治  鳩貝 賢       花尻充由  福田伯和  福原正郎  富士井孝誌 藤井孝彦  藤田淳一       藤村聡康  細井正博  前田 均  萬永秀方  三木直樹  三原 勝       宮下 博  八神 司  山崎正信  山本雅嗣  横地光彦  吉田 明       吉原謙以知 吉原広之

 

椿山会 運営本部〒670-0016 兵庫県姫路市坂元町8番地

TEL 079-222-5000  FAX 079-283-5000

2012年第4回椿山会の集い記念写真そのⅠ
2012年第4回椿山会の集い記念写真そのⅠ

 第4回椿山会の集いでは、会場が狭くて入りきれない人も居り、また記念写真を撮る前に帰った人が結構多かったので、その人達にも失礼した。

 会場は上野裕介専務理事が椿山荘2階「BAR ルーマーキ」を予約してくれたのだが、他に一組客が入って居たので貸切予定が狂ってしまった。

 店側に、上野専務理事が抗議して居たが次回は、もっと大きな会場を用意するので多数の出席を待つ次第である。

 そして、次回開催で交友の場が更に広がるのを楽しみたい。

 愛鳩の友社にも、椿山会に対しての更なる後援を今年もお願いしたい次第である。

 もちろん私達も、愛鳩の友社あっての椿山会だと思って居るので、愛鳩の友社には普通出来ない協力でも私はするつもりでいる。

 云わば、共存共栄の運命共同体だと思っているので宜しくお願いしたい。

2012年第4回椿山会の集い記念写真そのⅡ 前列右から専務理事・上野裕介、3人目が高塚久雄会長、その横が特別相談役・藤井孝彦、特別顧問・乙川清、理事・野崎由勝
2012年第4回椿山会の集い記念写真そのⅡ 前列右から専務理事・上野裕介、3人目が高塚久雄会長、その横が特別相談役・藤井孝彦、特別顧問・乙川清、理事・野崎由勝

ヤンセン兄弟作出の中で竹垣悟鳩舎が印象に残る鳩

ヤンセン兄弟鳩舎作出鳩の中では竹垣悟鳩舎の代表鳩の一羽・ロード・フォスである。
ヤンセン兄弟鳩舎作出鳩の中では竹垣悟鳩舎の代表鳩の一羽・ロード・フォスである。

 このロード・フォスはヤンセン8大種鳩の一羽で90年生まれのフォス・ファン・ヴォリエールの兄鳩である。

 (そして有名な81年生まれのフォス源鳩の孫鳩でもあるのだ。)

 大田誠彦鳩舎絶賛の鳩で、大田鳩舎のヤンセン兄弟作出の代表雌鳩の1羽である077ダイヴィンと共同作出した程の銘血である。

 私は今まで20羽近くのヤンセン兄弟作出鳩を導入したが、その中でも特に印象に残るヤンセン作出鳩が3羽居る。

 1羽は、友人の前田均鳩舎に譲ったヨング・ラケットの直仔である。

 あと1羽は、増田和雄鳩舎がヤンセン兄弟鳩舎より直輸入した10羽のヒナの中から選んだルパン号である。

 この3羽の直系が、前田均鳩舎では前田ヤンセン系の主軸を成してレースに挑んで居る。

 今春は、この前田ヤンセン系と私のヤンセン系とを交配して神谷中鳩舎に委託され、東海連盟で覇を競う事になる。

 前田鳩舎は2007年にグランプリーレース800キロ兵庫県地区連盟で総合優勝に輝いて居る。

 もちろん血統は、前田ヤンセン系である。    平成25年卯月5日  竹垣 悟

竹垣悟作出の想い出に残るヤンセン系の鳩

 このオード・ソニー号(90XB08633BW♂)は私が作出した鳩で、両親共にヤンセン兄弟作出鳩である。

 国際鳩舎に委託して、菊花賞200キロ当日・国際親善レース300キロ総合54位・高松宮杯レース400キロ総合5位になった鳩だ。

 この鳩の両親は、ヤンセン兄弟鳩舎研究家の前田均鳩舎によると、父親・オード・ション・ゲーローガーは大田誠彦鳩舎のヤンセン系代表鳩「ルイ」の父親・フッド・マリー・ゲーローガー(80年代初頭のチャンピオンバードとしてヤンセンブックに出ている)の全兄弟で、母親・BELGE79-6752165は「オード・ラケット」や、若で4回優勝の「ラカーチェ」それにクラックの「源鳩・マリーチェ」の妹鳩である。

 前田均鳩舎いわく「オード・ソニー号」の母親の兄弟は、ヤンセン兄弟作出鳩の中でも日本にはほとんど輸入されてない貴重な血統だと云う。

 オード・ソニー号は「ゴールドアイ」で「石目」の私の基礎鳩・ビューネン号と1年間だけ交配した事がある。

 私は鳩に対しては、見た目と「血統」を重視し「筋」を大事にすることにしている。

 こういうこだわりが鳩飼いとしての究極の醍醐味ではないだろうか・・・

 因みに私が今、飼って居る7ペアの内にオードソニー×ビューネンの筋が親子だが2羽居る。

よこち系の横地光彦鳩舎も、レジョナルレースで総合優勝

 今日(3月19日)偶々友人の神谷中鳩舎へ電話した。

 東海地区は、まだ300キロレースが終わったばかりでレジョナルレースは次だと云う。

 そこで横地光彦鳩舎の話しが出た。

 「横地さんが、レジョナルレースで総合優勝した」と明るく弾んだ声で云う。

 

 私は早速電話した。

 すると横地光彦(椿山会)副会長が「いや、久し振りにやりました」と謙虚だが本当に嬉しそうな声で話してくれた。

 この声の向こうにある笑顔が電話で伝わって来るので「よこち系」のファンが多いのだ。

 この人のお父さんも一流の鳩飼いだったが、光彦副会長も中々の人物だ。

 神谷中鳩舎は、高塚久雄・横地光彦と良い人2人を師匠に持って居る。

 考えたら椿山会も、神谷鳩舎のシルバー賞を祝う為に結成されたようなものだ。

 

 一寸ペンを措き、愛鳩の友社の明神恵里社長に電話で報告しておこう・・・

 「椿山会」と命名したのは何を隠そう「横地光彦」副会長なのである。

 

 昨年12月2日に静岡県清水市の末廣鮨で行なわれた、遠藤宝鳩舎のゴールド賞・祝賀会に出席した時、恵里社長も同じテーブルだったのだ。

 ・・・帰る時も清水駅まで一緒で、遠藤宝・横地光彦・明神恵里と私の4人がお茶を飲んで帰りの列車待ちをしたのだ。

 そんな思いが頭の中を横切り、受話器を握った。 

 

 リーン・リーン・リーン・・・

 

 「横地光彦鳩舎がレジョナルレースで総合優勝しましたよ」と私が云ったら「横地さんは強いですね。」と云われた。

 そして横地鳩舎の総合優勝の喜びを共有してくれたので、それが何よりも嬉しい。

 早速横地鳩舎に電話して「祝辞」を述べると云ってくれた。

 いつの間にやら、明神恵里社長も愛鳩家の仲間になってしまったようだ。

 先代社長の時では考えられない事だ。

 矢張り、愛鳩家としての面を表に出し、ビジネスウーマンとしての顔は、こんな時出さないのであろう。

 私も電話した甲斐があったと云うものだ。

 

 話しが少しずれるが、私の「ドラゴン系」を人が余り持ってないのは、私の鳩が「分譲広告」にほとんど出た事がないからだ。

 鳩と云うものは、金を払ったら払う分「人は大事」にする。

 いくら良い鳩でも人から無償で貰った鳩は、余り大事にしない。

 これはその人の価値観の問題で、山口洋子がエッセー集で書いていた。

 但し、山口洋子は犬の話であるが・・・   平成25年弥生19日   竹垣 悟

椿山会副会長・横地光彦と竹垣悟
椿山会副会長・横地光彦と竹垣悟

ビッグイーグル系の大高繁鳩舎レジョナルレースで総合優勝

私が飼育しているビッグ・イーグル2005年HF10005BC♂はドラゴン号と同じH・デズメ系の近親であり、シルバー・キング号と同じアデラン・ドマレー系の血が流れている
私が飼育しているビッグ・イーグル2005年HF10005BC♂はドラゴン号と同じH・デズメ系の近親であり、シルバー・キング号と同じアデラン・ドマレー系の血が流れている

 3月16日夜8時40分頃、椿山会副会長・竹井芳貴鳩舎より電話があり、ビッグイーグル系の大高繁鳩舎がレジョナルレース400キロで総合優勝したと云う。

 私は不遇だった大高鳩舎を振り返ると、レースの報せで近年これ程嬉しい事はない。

 何を隠そう今春レースが始まる前、大高繁鳩舎と話して「私が今年は総合優勝を狙って頑張って下さい」と激励して居たからである。

 

 私は大高鳩舎とは、愛鳩の友社のパーティー会場で友人の下条鳩舎の紹介で知り合い、この人の「スパッとした気性」が好きで今ではすごく大切な友人なのだ。

 

 この大高鳩舎が難儀をして困って居る時に私に相談が有り、そこで助け舟を出してくれたのが竹井芳明鳩舎だったのである。

 私はこの時、裏の骨折りをした人を見て、鳩の友達とは良いものだとつくづく思った。

 

 それだけに大高鳩舎の総合優勝は、自分の事の様に嬉しいのである。

 大高鳩舎も竹井親子も皆、縁が有っての我々椿山会グループの仲間だ。

 私は早速、大高鳩舎に「おめでとう」と電話を入れ、切ったあと直ぐ、会長の高塚久雄鳩舎に電話を入れた。

 そしたら高塚会長も、同じくレジョナルレースが終わった所で惜しくも総合2位だったと云う。

 矢張り、クラウン賞の常連は強い。

 

 私は今「7ペア」の鳩を自分の手許で飼って居るのだが、その中に大高鳩舎の「ビッグイーグル050の」直仔が1羽居る。

 この鳩は雄で、親と同じ脚環番号が入れてあり、ヒナの時に同腹2羽を送って貰った内の1羽だ。

 雌の方は、来て暫くして死んでしまったが、

この「ビッグイーグル05・2005HF10005BC♂」は今、私の手許で「白頭巾ドラゴン」MR・♀(2009年に大間800キロを飛んで、2010年に余市1000キロレースを帰った鳩)と交配して、卵を温めて居る。

 私の鳩舎は小さいので「7ペア」しか置けないのだ。

 

 そのうち大高鳩舎の鳩と、これも椿山会副会長の、ベルギーでレースを楽しむ宮下博鳩舎の「ボンブルーMⅢ・BELG2008-9095207B♂」が私の鳩舎で今、作出を開始して居る。

 この鳩はもちろんベルギー生まれだ。 

 私の主力はドラゴン系で、全てドラゴン系の鳩と交配するように努力して居る。

                       平成25年弥生16日  竹垣 悟

椿山会相談役・大高繁と竹垣悟
椿山会相談役・大高繁と竹垣悟

ドラゴンロフト「竹垣悟」の夢

オランダ・ブリュッフェマン鳩舎を訪問した時の記念写真。右端は20年前にジョストーネ・ノベルトぺーテルスと共に私の鳩舎を訪問したディルク・リーケンスである
オランダ・ブリュッフェマン鳩舎を訪問した時の記念写真。右端は20年前にジョストーネ・ノベルトぺーテルスと共に私の鳩舎を訪問したディルク・リーケンスである
20年前に私の鳩舎下の事務所にて、私の右からディルク・リーケンス、ノベルト・ペーテルス、ジョス・トーネとの記念写真
20年前に私の鳩舎下の事務所にて、私の右からディルク・リーケンス、ノベルト・ペーテルス、ジョス・トーネとの記念写真

 「夢は夜ひらく」と云う歌が、昭和42~3年頃流行って居たが、私はその頃「夢はいつひらく」と歌って居たのである。

 

 私は子供の頃から鳩が好きで「夢」はレース鳩の本場であるベルギーやオランダに行って、本場の「鳩」とロフト全景を見る事だった。

 夫婦とは有り難いもので「嫁」も、そんな私の「夢」にこの歳までずっと付き合ってくれて居るのだ。

 何事にも私に理解があるので、夫婦で夢も共有出来るのである。

 私が楽しければ嫁もそれが楽しいと云ってくれるのだ。

 

 友達でも夫婦でも、仲良くするコツは、お互いを認め合う事から始まる。

 これが人間関係の基本なのだ。

 私はチャンピオン社のオリンピアード見学ツアーを申し込み、夫婦でスロバキアのニトロへ1月23日から行き、そしてオランダやベルギーを回って31日に成田空港へ帰って来た。

 もちろんヨーロッパ各地を観光し、鳩の世界の有名人とも逢って来た。

 それに、オランダの鳩の競売会にも参加させて貰った。

 現地の熱気を肌で感じ「時差も忘れ」その場の雰囲気に我を忘れた。

 残念乍ら狙った鳩は落とせなかったが、それでも最高に楽しかったのだ。

 一緒にツアーに参加して居た鈴木喜一郎鳩舎を始め、熊さんや富野次夫鳩舎、それにスタッフの吉原謙以知社長・島村正チャンピオン社専務・レース鳩協会内山勝博副会長・レース鳩誌編集部の荻野学記者等も旅の道ずれに合流し、本当に楽しい旅の思い出が出来たのだ。

 人生は人との出逢いに尽きると云うが、ヨーロッパでもその思いを強くした。 

 余談だが、良い人ともう一人現地で逢った。

 愛鳩の友社・明神恵里社長ともパーティー会場で逢い旧交を温め合ったのだ。

 この社長も「鳩」と「鳩界人」が根っから好きな人だと思った。

 我々子供の頃に夢を運んでくれた「愛鳩の友誌」三代目社長に、恵里社長が就任して私達愛鳩家グループ「椿山会」高塚久雄会長はじめ私達一同は、皆喜んでいる。 

 「夢は実現させようとする気持ち」がなければ「実現しない」とは昔からの格言なのだ。

 何事にも行動力と、やる気のある人間だけが夢を摑めるものだと今更乍らに思う次第である。

 ヨーロッパへ旅した「次の私の夢」は、私の作出鳩やドラゴン系の鳩が1000キロレースで総合優勝する事だ。

 そしてその次は、やっぱり鳩飼いの夢である稚内1300キロレースを椿山会で企画して、私の作出鳩かドラゴン系の鳩を参加させる事である。

 帰っても帰らなくても、やっぱり稚内1300キロレースは鳩飼いの究極のロマンであろう・・・

 このレースで総合優勝した人に、配合鳩として高塚久雄会長の作出鳩を配合鳩として贈呈して貰いたいと思って居る。

 これが私の鳩飼いとしての今一番の大きな夢なのだ。

                       平成25年弥生15日   竹垣 悟

スロバキア・ニトラのオリンピアード会場にて、愛鳩の友社・明神恵里社長を囲んでの竹垣夫婦と内山勝博副会長
スロバキア・ニトラのオリンピアード会場にて、愛鳩の友社・明神恵里社長を囲んでの竹垣夫婦と内山勝博副会長

椿山会 第2回目懇親会開催記念撮影

 写真の前列左から3番目が故・細沼俊二鳩舎である。

 この人には茨城県の筑波山へ連れて行って貰ったり、連合艦隊司令長官・山本五十六元帥が出陣前に来て鯉料理を食べたと云う老舗の料亭へ落合文夫鳩舎と一緒に連れて行って貰った思い出が有る。

 この細沼との思い出話は尽きない。

 仲良くなるきっかけが、落合文夫・新井博久・細沼俊二と私の4人が上野精養軒で食事をしてからだったのだ。

 愉快な酒を飲み、饒舌にしゃべる人の良い男だった。

 謹んで冥福を祈りたい。       合掌

愛鳩家の集い「椿山会」記念写真・初代会長・名誉会員山本雅嗣 二代目会長高塚久雄と仲間たち・愛鳩の友誌より  
愛鳩家の集い「椿山会」記念写真・初代会長・名誉会員山本雅嗣 二代目会長高塚久雄と仲間たち・愛鳩の友誌より  

播州地区競翔連盟発会式挙行

播州連盟(現兵庫県連盟)平成元年・姫路ホテルオクウチにて200名余りが出席して盛大に拳行(出席者には、主催者として今も心より感謝している。本当にありがとう。)
播州連盟(現兵庫県連盟)平成元年・姫路ホテルオクウチにて200名余りが出席して盛大に拳行(出席者には、主催者として今も心より感謝している。本当にありがとう。)
平成元年・播州連盟(現兵庫県連盟)発会式記念写真
平成元年・播州連盟(現兵庫県連盟)発会式記念写真
兵庫県(播州)連盟発会式進行 式次第
兵庫県(播州)連盟発会式進行 式次第
名誉会長開会の辞 竹垣悟
名誉会長開会の辞 竹垣悟
名誉会長挨拶 竹垣悟
名誉会長挨拶 竹垣悟
連盟長挨拶 前田奎治
連盟長挨拶 前田奎治
来賓祝辞 社団法人 日本鳩レース協会副会長 大田誠彦(当時の会長は笹川良一)
来賓祝辞 社団法人 日本鳩レース協会副会長 大田誠彦(当時の会長は笹川良一)
祝辞 西日本鳩友会 会長 岩田誠三
祝辞 西日本鳩友会 会長 岩田誠三
祝辞 社団法人日本鳩レース協会 専務理事 横地光夫
祝辞 社団法人日本鳩レース協会 専務理事 横地光夫
連盟の盛大なる門出と今後益々の名誉会長竹垣悟氏の活躍を祈念して乾杯と・・・大きな発声の後、祝宴に入る
連盟の盛大なる門出と今後益々の名誉会長竹垣悟氏の活躍を祈念して乾杯と・・・大きな発声の後、祝宴に入る
祝辞 植村貞二(連盟発会式出席後、数年経ち伝説の人物として今も語り継がれる日本鳩レース協会会長に就任)
祝辞 植村貞二(連盟発会式出席後、数年経ち伝説の人物として今も語り継がれる日本鳩レース協会会長に就任)
祝辞 日本鳩界の大御所 任秀夫
祝辞 日本鳩界の大御所 任秀夫
祝辞 秋田県からわざわざ遠いのに姫路まで祝辞を述べに来てくれた僧侶でもある協会常任理事・渡辺正美
祝辞 秋田県からわざわざ遠いのに姫路まで祝辞を述べに来てくれた僧侶でもある協会常任理事・渡辺正美
祝辞 東海地区から、駆け付けてくれた名古屋鳩界の重鎮の一人・協会常任理事・佐藤勝見
祝辞 東海地区から、駆け付けてくれた名古屋鳩界の重鎮の一人・協会常任理事・佐藤勝見
来賓と共に記念撮影
来賓と共に記念撮影
宴会には私の友人・世界を駆け抜けた男として知られる桜井忠義の姿が見える。この男こそ、鳩の世界では私の恩人である。
宴会には私の友人・世界を駆け抜けた男として知られる桜井忠義の姿が見える。この男こそ、鳩の世界では私の恩人である。
私には、良く尽くしてくれた役員たちとの記念撮影
私には、良く尽くしてくれた役員たちとの記念撮影
姫路連合会メンバーによる記念写真
姫路連合会メンバーによる記念写真
連盟発会式の後・私が日本鳩界の第一人者と認めていた大田誠彦(私が中学1年生の頃、当時105万円と云われたベルギーのバルセロナレースチャンピオン・ギャマン号を導入・その後前人未到のバルセロナレース2連覇の不世出の銘鳩ミユニェ号導入の世界が認めた愛鳩家)との対談
連盟発会式の後・私が日本鳩界の第一人者と認めていた大田誠彦(私が中学1年生の頃、当時105万円と云われたベルギーのバルセロナレースチャンピオン・ギャマン号を導入・その後前人未到のバルセロナレース2連覇の不世出の銘鳩ミユニェ号導入の世界が認めた愛鳩家)との対談
私の友人桜井忠義が当時500万円でベルギーより導入した「銘鳩ドラゴン号」を譲り受け日本鳩界に発表。大田誠彦曰く、この「ドラゴン号」は私が、目を付け「導入」しようとしていたのを知った桜井忠義が、私に先駆けて導入した「銘鳩」なので、一度「共同作出」したい鳩であるとの事だった「ドラゴン号」は金目(ゴールドアイ)のアメバシで白爪
私の友人桜井忠義が当時500万円でベルギーより導入した「銘鳩ドラゴン号」を譲り受け日本鳩界に発表。大田誠彦曰く、この「ドラゴン号」は私が、目を付け「導入」しようとしていたのを知った桜井忠義が、私に先駆けて導入した「銘鳩」なので、一度「共同作出」したい鳩であるとの事だった「ドラゴン号」は金目(ゴールドアイ)のアメバシで白爪
銘鳩ドラゴン号の直系で現在の私の代表鳩「ブルードラゴン号」の両親である
銘鳩ドラゴン号の直系で現在の私の代表鳩「ブルードラゴン号」の両親である
この鳩は「銘鳩ドラゴン号」の「近親鳩」で「名血」で固められた現在の私の「代表鳩」の一羽として、私の手元で「飼育」している「ブルードラゴン号」だ。この一羽が出来るまで20年近くの歳月が流れ、多くのレース鳩の犠牲の上での、私の「宝物」のひとつである。この鳩を飛ばしてくれた神谷中には、心より感謝している。「友達よありがとう」この一言を、ここで云いたい
この鳩は「銘鳩ドラゴン号」の「近親鳩」で「名血」で固められた現在の私の「代表鳩」の一羽として、私の手元で「飼育」している「ブルードラゴン号」だ。この一羽が出来るまで20年近くの歳月が流れ、多くのレース鳩の犠牲の上での、私の「宝物」のひとつである。この鳩を飛ばしてくれた神谷中には、心より感謝している。「友達よありがとう」この一言を、ここで云いたい
このトップ・レディー号は1991年春・野辺地GP900キロ3地区607羽中総合優勝した鳩で、源鳩・ドラゴン号の孫鳩である。この鳩の名前は播州ロフトに依頼され、私が命名したのであるが、この鳩の直系もよく飛んだ。
このトップ・レディー号は1991年春・野辺地GP900キロ3地区607羽中総合優勝した鳩で、源鳩・ドラゴン号の孫鳩である。この鳩の名前は播州ロフトに依頼され、私が命名したのであるが、この鳩の直系もよく飛んだ。

趣味の「レース鳩」を語る

 始めに・・・私が飼育した「鳩」では想い出に残る3羽の鳩を紹介する。

 私の人生を振り返ってみると、鳩が絶えず私の心の片隅に居た。

 私の人生は、いつも鳩が存在して居たのだ。

 その私が飼った鳩で、永久に私の心に残る鳩が居る。

 その鳩の名前は「カオールナショナルレース900キロ総合優勝」「ベルギー」の名門・ルネ・ファンデンベルフェ作翔の「ドラゴン号」である。

 この鳩は、私の友人である今は亡き、世界の鳩コレクターの1人として知られた明石市の桜井忠義が輸入した、H・デズメ系が4分の3を占め、それに異血として、M・デルバール系が4分の1入った灰のゴールドアイ(金目)の鳩だった。

 大田誠彦鳩舎や花尻充由鳩舎、それに岩田誠三鳩舎等は、本当に「いい鳩」だと云ってくれたのだ。

 恐らく私のこれからの人生でも、これ程の鳩は二度と見れないだろう。

 この鳩は美しい雄であった。

私の代表鳩・ドラゴン号と花尻充由鳩舎作89年77396BCP「日本伝書鳩協会国際鳩舎委託レース・あんみつ姫に次いで日本第2位に輝いた銘鳩ダックスの直仔・下記掲載の写真参照」と共同作出した「モスキートドラゴン45号・90XA25845BCW」この鳩の直仔は竹垣紀敬鳩舎で900キログランプリーレースで姫路連合会優勝・総合7位の「GPドラゴン号」がおり、また別の筋だがホワイトドラゴンはこの鳩の直系だ。
私の代表鳩・ドラゴン号と花尻充由鳩舎作89年77396BCP「日本伝書鳩協会国際鳩舎委託レース・あんみつ姫に次いで日本第2位に輝いた銘鳩ダックスの直仔・下記掲載の写真参照」と共同作出した「モスキートドラゴン45号・90XA25845BCW」この鳩の直仔は竹垣紀敬鳩舎で900キログランプリーレースで姫路連合会優勝・総合7位の「GPドラゴン号」がおり、また別の筋だがホワイトドラゴンはこの鳩の直系だ。
私の憧れの人であり、私が鳩飼いとして目標とした師匠のひとりである。花尻充由モスキート系宗家との満願の一葉
私の憧れの人であり、私が鳩飼いとして目標とした師匠のひとりである。花尻充由モスキート系宗家との満願の一葉
源鳩ドラゴン号との共同作出予定の花尻鳩舎代表雌鳩たち
源鳩ドラゴン号との共同作出予定の花尻鳩舎代表雌鳩たち

 雌鳩では、私が今まで何羽かベルギー・オランダのチャンピオンを買って来た中で、NO.1と云える鳩が、サンバンサンナショナルレース1000キロ総合優勝鳩「ビューネン号」である。

 それに敢て、国産のチャンピオン鳩と云うなら、四国の「谷喜代治」作翔・千百キロ総合優勝「灰栗」の「シルバーキング号」である。

 この鳩は超銘鳩で「愛鳩の友社」の看板鳩であるベルギーのアデラン・ドマレー作翔「バルセロナINレース」2年連続総合優勝した、世界一の銘鳩として今だに鳩界人の心に残る「ミュ二ィエ号」の直系である。

 (岩田輸入系で名高い兄の、岩田孝七鳩舎がドマレー鳩舎より輸入したミュ二ィエ号の直仔が先祖で、それに昔から四国に伝わる岩田輸入系を絡ませた鳩なので、私にとっては岩田孝七鳩舎系の代表鳩なのだ)

 この3羽の鳩が、私の理想の鳩なのである。

 金額を云うと当時の相場で、ドラゴン号がカオールナショナルレース総合優勝鳩として500万円、ビューネン号がサンバンサンナショナルレース総合優勝鳩として、これも500万円、日本のシルバーキング号は、銘鳩ミュ二ィエ号の血を引く鳩とは云え、岩田輸入系の代表鳩として四国の海越えをして千百キロを総合優勝したものの、私が桜井忠義から買ったのは安かった。

 この鳩は、イタチにやられたのだが、その姿が壮絶だった。

 巣箱の入口で、仁王立ちになって首だけが無かったのである。

 この時、鳩友の近藤行雄鳩舎もその姿を一緒に見たので、この姿は近藤鳩舎も見て知っている。

 四国の海と北海道の海を2回越えた鳩だっただけに、ファイトは目茶苦茶有った鳩である。

 だから私の鳩舎はこの3羽の血が入り、血統が構成されて居る。

 云わば、ドラゴン号が竹垣鳩舎の源鳩であり、ビューネン号とシルバーキング号が基礎鳩であろうか・・・

 この項では、これらの鳩を時折り交えながら、私が子供の頃から愛する鳩の話しを綴って行きたいと思う。

 

 

竹垣悟鳩舎基礎鳩・サンバンサンナショナル1000キロレース19353羽中総合優勝・銘鳩ビューネン号
竹垣悟鳩舎基礎鳩・サンバンサンナショナル1000キロレース19353羽中総合優勝・銘鳩ビューネン号
椿山会の同志で「スピードドラゴン号」をはじめ多数のドラゴン系を使翔してくれる昔気質の竹内京二鳩舎だ。
椿山会の同志で「スピードドラゴン号」をはじめ多数のドラゴン系を使翔してくれる昔気質の竹内京二鳩舎だ。
私が飼育したチャンピオンの一羽、ギャビー・ファンデナベール鳩舎作翔、CHランボー号(ブールジュN総合優勝)
私が飼育したチャンピオンの一羽、ギャビー・ファンデナベール鳩舎作翔、CHランボー号(ブールジュN総合優勝)
CHランボー号を古巣へ送り返した事への明神庄吾の手紙
CHランボー号を古巣へ送り返した事への明神庄吾の手紙
ギャビー・ファンデナベールと愛鳩の友社主催のパーティー会場にて記念写真。この時、ランボー号が無精卵を出したら愛鳩家の良心としてギャビー鳩舎にランボーを返そうと思った。そして若いが10歳でランボーは無精卵を出した。私は当初決心していた通り、明神庄吾を通じてランボーを古巣に送り返した。ランボーはギャビーの鳩舎でベルギーの空を力強く羽ばたいていたそうだ。愛鳩家として今でも良い事をしたと思って居る。
ギャビー・ファンデナベールと愛鳩の友社主催のパーティー会場にて記念写真。この時、ランボー号が無精卵を出したら愛鳩家の良心としてギャビー鳩舎にランボーを返そうと思った。そして若いが10歳でランボーは無精卵を出した。私は当初決心していた通り、明神庄吾を通じてランボーを古巣に送り返した。ランボーはギャビーの鳩舎でベルギーの空を力強く羽ばたいていたそうだ。愛鳩家として今でも良い事をしたと思って居る。
ギャビー・ファンデナベールよりの手紙
ギャビー・ファンデナベールよりの手紙
ギャビー・ファンデナベールの手紙を訳した文
ギャビー・ファンデナベールの手紙を訳した文